【福岡ラーメン】あの替え玉10円のラーメン店から家系ラーメンがデビュー!
福岡県がラーメン専用に開発した小麦「ラー麦」で作った自家製麺と、九州産豚骨でとったあっさりスープが評判のラーメン店『博多三氣』。県内外で16店舗を展開する中、福大通り片江店と筑紫野店の2店舗のみ今春より「横浜家系ラーメン」がメニューに加わっていたが、新たに、水城店、姪浜大通り福重店、松島原田店、イオンモール直方店、板付店、イオン福岡東店(近日販売開始予定)でも楽しめるようになった。
横浜家系ラーメン(840円)
「ラー麦」100%だから、加水率が高くてモチモチ食感の太麺でも小麦の風味が感じられる。スープは濃厚だが、飲み干せるほど後味はスッキリ。麺大盛りは無料で、替え玉は細麺(10円)のみ対応可能
家系ラーメンといえば、鶏油を浮かべた濃厚な豚骨醤油ベースのスープと太麺の組み合わせが基本。『博多三氣』でもその特徴を踏襲し、新たな顔となる「横浜家系ラーメン」を推している。
博多ラーメンとの大きな違いは麺の太さだが、家系の代名詞でもある太麺を「ラー麦」100%で作っている。スープは『やる氣ラーメン』をはじめとした豚骨スープとは異なる製法でとり、元ダレの醤油も九州の醤油メーカーが専用に作ったものをブレンド。濃厚でクリーミーな豚骨醤油スープと太麺の絡みもいい。
これだけハイレベルな家系ラーメンを作れるのは、自社製麺工場の『博多製麺処』が家系ラーメンの麺やスープを全国に卸しており、自社でも愛知県半田市で『半田家』という家系ラーメン店を運営しているから。
もちろん、豚骨ラーメンが主軸であることに変わりはない。これまで通り老若男女に好まれるスープ作りをモットーにしながら、微調整を繰り返している。例えば、チャーシューは低温熟成チャーシューに変更したりと、細かな変更の積み重ねが、日々の進化へと繋がっている。
最大のウリである「ラー麦」100%の麺は、細麺こそコシがあって茹でのびしにくい長所が分かりやすい。そんな「ラー麦」の魅力を広めて福岡県の農業に貢献するために始めた、1玉10円という衝撃価格の『替え玉』も忘れずに注文してほしい。