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素材の良さが際立つ、シンプルで美しい住まい

木に囲まれて暮らせる
シンプルで開放的な家を求めて

九州北部豪雨で自宅に住めなくなってしまったIさんは、所有していた農地を宅地に造成し、新たな家を建てることにした。「当初は、大手ハウスメーカーに相談していたのですが、素材にこだわれず、会社のカラーに合わせるように打ち合わせが進み、言いたいことが伝わらないもどかしさを感じるようになりました。そこで、他社も検討したくなって、ネットで検索してエコワークスを見つけたんです。モデルハウスを見て、木をふんだんに使っていることや、床下に温風を入れて家全体を温める『床下エアコン』の発想が気に入って。そして何より、要望をしっかり聞いてくれるスタッフの存在が、依頼の決め手になりました」。
Iさんの希望は、木に囲まれて暮らせる、シンプルで開放的な家。「以前住んでいたのは築150年の古民家。昔ながらの和風の家の良さは十分味わったので、今度はいまどきのデザインにしたくて。自然素材にこだわって床は赤松、LDKの天井には節無しの杉の無垢材を張り、壁は珪藻土にしました」。さらに、Iさんは『エコワークス』が提案する省エネ基準の家づくりに共感。ZEHよりも厳しい基準をクリアした住宅に与えられる『LCCM住宅認定』を取得することにした。「最先端技術への対応に感心したし、いい家なら次の世代の人にも引き継げる。住まいの価値を高めるためにそういう視点を取り入れることにしました」。


キッチンを囲むカウンターや背面収納は赤身(芯材)と白太(辺材)が両方出ている源平杉の美しさを生かしたオリジナル造作。自然が紡ぎだす美しさを存分に味わえる空間だ


構造の梁や柱を一部現しに。リビングの天井は緩やかに傾斜させ、節無しの杉の無垢材を張っている。大空間をエアコン一台で冷暖房できる住宅性能の高さを兼ね備えた住まい


周辺に田んぼや畑、果樹園が広がり、遠くには耳納連山を望むロケーション。大きな窓一面に見える風景が絵画のよう


外構は土木業を営むIさん自ら工事。杉の木目が刻まれた外壁のモルタルは、オリジナルの型枠で仕上げた特注品。汚れないように仕上げたフッ素加工を施した

 

視界のノイズをなくす、プロならではの家づくりの技

夫婦とお母様の3人暮らしの家は、扉をすべて引き戸にした、段差のないバリアフリーの平屋建て。LDKは廊下や和室とオープンにつながり、家族団らんの空間はとてもゆったりしている。「耐震性をあげるためにもっと壁を増やす方がいいといわれましたが、解放感を求めて、極限まで窓を大きくしてもらいました」。延ばした軒裏に無垢の木を張ったり、物干しユニットを部屋の中から見えない場所に取り付けたり、窓の外の田園風景を絵画のように楽しむため、視界に入るノイズを極力なくす工夫も凝らした。開口部は大きくても、トリプルサッシを採用して断熱性を高めたり、東と西からの強い日射を遮る場所には壁を設けたりと、住みやすさへの配慮もぬかりない。「なるべくスッキリと見えるように」との要望から、生活感のあるモノはすべて隠して収納できるようになっている。「リビングから冷蔵庫を見えないようにするとか、動線や屋外からの視線を考慮した壁の作り方などは、私たちには分かりません。スマートに見せる間接照明の取り入れ方など、プロならではの目線からきめ細やかにアドバイスしてもらえたのが良かったです」。


背面は炊飯器用のスライド収納やゴミ箱用スペースなど、使い勝手に合わせて設計。白い陶器タイルがアクセント


背面のカウンターと吊戸棚は源平杉で造作。圧迫感がないよう、カウンターの立ち上がりは低めにデザイン。冷蔵庫はリビングから見えない場所に収めている


琉球畳の和室。仏壇を中心に据え、押し入れをシンメトリーに配置。建具は襖ではなく杉板を建て張りにした扉でスッキリと


見学会の事例を参考にして、リビングにはトップライト風にハイサイド窓を設けた。間接照明を随所に取り入れた照明プランが落ち着いた雰囲気を醸し出している

 

整った住まいの暮らし、美しい田園風景を楽しむ

「打ち合わせでいろんな要望を聞いてもらったり、見学会で見たアイデアを参考にしたり、プラン作りが楽しかったですね。思う存分自然素材を使って、細部にまでこだわって建てることが出来ました」とプロセスを振り返るIさん。エアコン一台で夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる住宅性能にも大満足だ。「冬は床下エアコンを23度設定にしておくと、家全体がポカポカあたたかい。トイレも脱衣所も寒くないので安心して過ごせます」。自然素材がいい。エコで住み心地がいい。シンプルで掃除がしやすい。オープンな間取りでデッドスペースがなくて、部屋を広々と使える。魅力満載のこの家の一番のお気に入りを尋ねると「仕事を終えて、ウッドデッキで過ごす、お風呂上がりのビールタイム」とIさんは大きな笑顔で応えてくれた。



「室内から生活感があるものが見えるのが嫌」なので、物干しユニットは室内から見えない位置に設置。「風呂上がりにここで夕日を眺めつつくつろぐのが至福のとき」とIさん


就寝スペースの天井はごく低めで、広さは4.5畳。座ると目線の先に豊かな朝倉の自然が広がる


外観は無垢の杉材とガルバリウムのコンビネーション。田園風景にシャープな佇まいが映える。木部は防腐・防蟻処理済

 

トイレの中もオール無垢材で仕上げるこだわりよう。間接照明でやわらかく空間を照らす。洗面台も造作。化粧台を兼ねたカウンターは広めに作ってある

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[所]福岡市博多区竹丘町1-5-38 福岡オフィス

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