トップに
戻る

「デニム」をテーマにインダストリアル感を楽しむ家

家族の将来を考えて、今はリノベを選択

豊かな緑に囲まれた一軒家。「WELCOME」のオブジェに誘われて玄関の扉を開けると、「こんにちは~!」と元気いっぱいのお子さんが5人!まさに子育て真っ只中のGさん夫妻が家を持つことを考えたのは、今から1年ほど前。転勤で2年半前から暮らし始めた北九州市が気に入って、ここに家を構えることを決意したそう。「新築も考えないわけではなかったです。でも彼らが巣立つことを考えると、手放し、住み替えることも十分に考えられる。なので今回は、中古の物件を購入し、リノベーションすることがベストだと思いました」。そのパートナーとして『リノベスタジオ』を選んだのは奥さまだ。「事務所の1階にある直営のインテリアショップのテイストが、自分たちが好きな家具やインテリアのイメージとぴったりだったんです。ここなら好みの空間に仕上げてくれると思いました」。
既に物件を探していたGさんは、候補としたこの家の情報を『リノベスタジオ』と共有し、リノベ予算も伝えて相談。対して『リノベスタジオ』は、Gさんの好みを聞き取りながら、今回のプランを提案した。
「広く、部屋数も多い家なので、間取りはほぼ動かさず、壁紙や床、天井などの張替えでイメージを一新し、和室のディテールや子ども部屋の造作収納などはそのまま生かして予算をシェイプ。一方、リビングの壁には本物のレンガを取り入れるなど、メリハリのあるリノベを意識しました」と『リノベスタジオ』の徳山さん。その結果、想像以上の空間が仕上がった。

 

手前から、ダイニング、キッチン、リビング。配置は以前のまま、床や壁、天井の素材を入れ替えることで室内の雰囲気をガラリと変えた。天井の照明をほぼダウンライトにしたので縦の広がりが生まれ、結果、広さも感じられるように。ちなみに右側の食器棚は、前の家主の方から譲り受けたもの。古き良き佇まいが、新しい空間にもマッチ

 

落ち着いた雰囲気だった外観は、全体のトーンをあげるように、明るいカラーで塗りなおし。庭の木々も受け継ぎ、配置だけ変えた

 

リビングのテレビ後ろの壁は、一時壁紙やタイルも候補にしたが“本物”を取り入れたことで全体のグレードアップに成功した

 

広い玄関には新しい靴箱とオープンシェルフをプラス。ご主人の好きな靴たちは、見せる収納で楽しめるように

 

システムキッチン周りにはOSBボードを貼り、あえてラフなムードに仕上げた。カウンターは子どもたちの勉強机としても活躍

 

既成概念にとらわれない自由な家づくりが可能に

想像以上に統一感のある家にできたのは、Gさんが手持ちの家具に合わせてイメージを考えた点も大きい。「インダストリアル系の家具、それにデニムが好き。そこから壁や床の色を考えたのでスムーズでした」。住みやすさも抜群だ。「子どもたちは2階でワイワイ。自分たちの空間を持って片付けも率先してできるように。その分、夫婦はリビングでのんびりしています。夜は二間続きの和室でみんなで寝る。楽しいですよ」。また奥さまには広い縁側が好評。「ポールを取り付けてもらったので選択物干し場に。大量の洗濯物も一斉に干せます!こうした工夫が活かせるのも、リノベーションならではだったのかなと思います」。

 

二間続きの和室もリビングとテイストを合わせて壁をネイビーに、天井を墨色のようなブラックに。ふすまにはシルバーの紙を貼り、モダンな雰囲気に仕上げた

 

2階にある一番大きな部屋はプレイルームに。床には、店舗などで使われている丈夫なフロアタイルを採用。壁紙は一面だけをチェック柄に。右側には前家からの造り付けのクローゼットがあり、1人1つずつ引き出しを割り当てたことで、片付けも自分たちでできるように

 

2階にある1部屋は、現在のところ「ゆとりの部屋」。アウトドアチェアを置いて本を読んだり、子どもと遊ぶそう

 

洗面所には深さのある実験用シンクを採用。「子どもの服や靴を洗うのに凄く便利です」と奥さま

 

2階の「ゆとり部屋」全景。広いベランダにもアクセスでき「いずれはここでキャンプ的なものを楽しめたら」とGさん

-------Company Profile-------------------------------

リノベスタジオ リノベンチャー株式会社

[所]北九州市小倉北区片野新町2-1-4

[☏]093-383-8815

[HP]https://renovestudio.co.jp/

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら