【福岡パン】激戦区・高宮で大人気「モロパン」年内で営業終了!?
突然ですが、オープン以来取材やイベントなどでお世話になっている、
パン激戦区・高宮の人気・古民家ベーカリー『モロパン』が、
な・な・なんと! 現在の店舗での営業は、年内いっぱいなんだとか。
●さよならするのは辛いけど…さらばい!
最終日は2020年12月30日(水)。
この日で現在の古民家店舗での営業は終了して、
な・な・なんと! 超ご近所にお引越しするそうです(笑)よかったー!
気になる新店舗の場所は、現店舗から約150m離れた、
早足で歩いて約1分の場所(笑)。
同じ高宮にあるヴィンテージマンションの1階。
2021年1月末を目処にオープン予定とのこと!
詳細は『モロパン』SNSをチェック!
ということで、さっそく、詳しい内容を聞くべく、
オーナーシェフ・諸永さんのところへ行ってきました。
「この場所で約6年半。本当にたくさんのお客様とスタッフや関係者のみなさんにご来店・ご協力いただき、感謝しても感謝しきれないほどの愛情を注いでいただきました。なので、建物の事情で移転を考えないといけなくなったときも、この場所から離れることはまったく想像がつかなくて。運良くいいご縁をいただいて、すぐ側のマンションの1階という願ってもない場所が見つかって、本当にほっとしています」とオーナーシェフ・諸永さん。
●気になる新店への助走はもう始まっている!
ところで、古民家ではなく、マンションの1階、
その新店はどんな店になるのか!? 話はその気になる話題に……
「朝7時からほぼフルラインナップで開いていて、毎日通いたくなる、日々ワクワクしてもらえる街のパン屋っていうコンセプトはまったく変わっていません。というか、さらに進化させようと思っていまして。パンの種類はこれまでの倍以上(約120種予定!)。売り場のすぐ横にオープンキッチンがあって、それだけの種類のパンが、テーブル1台に『これでもかー!』と、焼きたてで、次々と盛りに盛られていくという『活気みなぎるパン市場』みたいな店を考えています。
これまでのスタイルとはまったく違うんですが『やっぱりモロパンを好きでよかった』『もっとモロパンが好きになった』っと思ってもらえる、そんなモロパンの第2章の始まりです! ご期待ください! そのための売り場作りと新商品を、すでに現店舗での営業でも実はこっそりと出しているんですよ。しかも、それが常連さんに大好評いただいているという(涙)。本当に最後の最後までお客様に支えられていると実感する日々なんです。ぜひ、これまでのなじみのパンと一緒に、そんな新しい顔もチェックしに! この残りわずかの古民家スタイルのモロパンにお越しください!」
何でも、第1章のフィナーレに向けてもう一つ。
これまでの感謝を込めて、リクエストの声が多かったかつての人気メニュー『りんごの紅茶ロール』や『あんバター』、さらには『ミックスサンド』や『フォカッチャサンド』も復刻しているとのこと。
すべてはお客さんに日々喜んでもらいたいという「パン愛」から生まれたモノ・コト・ヒトの話ばかり。
古民家ベーカリー『モロパン』メモリアル・アルバム
外見からまったくパン屋だと分からない。それがまた良かったんですよね。
早朝から開いていて、ゆっくり選べて、イートインスペースがこんなにたっぷり設けられているのも当時は貴重な存在でした。
三月田公園が目の前にあって、小銭を握りしめてパンを買いに来たり、バゲットを友だちと分け合って頬張りながら遊ぶ、モロパンキッズもたくさん生まれました。
モロパンキッズと言えば、以前もご紹介した「モロパン子どもパン教室」 。
たくさんの子どもたちとたくさんの想い出を焼き上げてきました(うるうる、涙)。
個性ある人気店がひしめく高宮・大楠・平尾エリア。
このエリアを「パン&ベイクショップのシリコンバレー」やら、「パン特区」やら勝手に名付けて早6年。
その先駆けとなったのがこちらの『モロパン』の登場でした。
田舎ではなく、街中の住宅街で、しかも、人気の高級住宅街で上手に古民家をリノベーションした店舗スタイルのパン屋は今でこそ珍しくないが、その流れのきっかけは間違いなくこの『モロパン』。
そんな回想もしつつ、福岡のパン好きのみなさん! 現店舗への感謝、新店舗への期待を味わいに!
これは行くしかないですよ〜!
●最後に、見納め、食べ納めにぜひ選びたい!
モロパンのおすすめパンをピックアップしてきました。
不動の人気ナンバーワンは北海道バターの香り豊かな『メロンパン』(160円)。
『モロパン』の6年半の進化が一番味わえるのが、この『パン・オ・フリュイ』(1本360円、ハーフ180円)。
伝統的な製法の良さを守りながら、高加水・長時間低温発酵・ルヴァン種を駆使してたどり着いた『モロパン』の理想のパン生地の一つ。
こちらはイチジク、ラムレーズン、クルミ入りのカンパーニュ。ぜひワインと一緒に!
全粒粉にマッシュポテトとオリーブオイルを入れて仕込んだ、ふんわり、しっとり、もっちり、なのに歯切れと口溶けがいい、味わい深いフォカッチャ。『フォカッチャ〜オリーブ&アンチョビ〜』(200円)。こちらもおつまみにもピッタリ!
『和栗のクイニーアマン』(300円):熊本産渋皮和栗とピスタチオクリーム入り
『シナモンロール』(240円):レーズン、リンゴ、シナモン入り
『チョコクリームパン』(200円):超絶やわらか生地で自家製チョコカスタードを包んだ一品
『ピスタチオクリームパン』(240円):ピスタチオ・カスタードクリームが贅沢!
『ベーコンポテト〜バジルの香り〜』(240円)
『ラ・カリー』(200円):ポテトサラダを混ぜ込んだカレーパン
『焼きカレーパン』(200円)
『ラタトゥイユ』(280円):自家製野菜煮込みたっぷりクロワッサン
『ベーコンキノコ』(280円):クロワッサンにキノコとベーコンのソテーがてんこ盛り!
『魅惑のチョコブレッド』(1本400円、ハーフ200円):ピスタチオ香るチョコレートパン
『きな粉パン』(2コ200円):丹羽産黒大豆のきな粉を生ロールパンにまぶした傑作!
『サクリスタン』(200円):サクサク食感の発酵菓子。カルダモンがいい風味を醸してます!
古民家営業の見納め、食べ納めにぜひ『モロパン』に訪れてみて!
ちなみに、先週ご紹介した鞍手の名店『パン工房 笹山』8周年記念イベント
「鞍手パンフェスティバル」に『モロパン』が出品予定。
お近くの方は、ぜひコチラもお見逃しなく!