岡田将生と志尊淳が心霊探偵バディを結成するミステリー・エンターテインメントなど。1月中旬以降に観たい注目映画をチェック!!
【上映中】聖なる犯罪者(R18+)
ポーランドで実際に起きた事件を基に制作。少年院に服役中の20歳の青年は、そこで出会った神父の影響で熱心なキリスト教徒に。前科者は聖職者になれないと知りながらも神父になることを夢見ていた少年だが、仮釈放が決まり製鉄所へ就職。少年院から遠く離れた製鉄所へ向かう道中、偶然立ち寄った教会で少女に言った「司祭だ」という冗談が、彼の運命を大きく変えていく…。監督は本作が3作目となるポーランド出身のヤン・コマサ。彼の描く生々しい物語は世界で注目されている。主演は28歳のバルトシュ・ピィエレニア。印象的な強いまなざしで、観る者を不安にさせるほど予測不能なリアクションを見せる。
【福岡での上映劇場】
KBCシネマ1・2
【上映中】FUNAN フナン
監督を務めたドゥニ・ドーの母親の体験を基に制作。’75年のカンボジアで、武装組織クメール・ルージュがプノンペンを制圧。これを機に多くの住民が強制労働のために農村へ送られた。革命組織の監視による過酷な労働や理不尽な扱いは、多くの人々を苦しめ追い詰めていく。そんな中、一家で農村へ移動中に息子と離れ離れになってしまった母親のチョウは、最愛の息子と無事に再会することができるのか…。 タイトルの“フナン”とは、カンボジアやベトナム南部で栄えた古代国家の名称でもある。長編初監督ながら、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞。世界各国の映画祭に招待された。
【福岡での上映劇場】
KBCシネマ1・2
【1月22日(金)公開】KCIA 南山の部長たち
’79年、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(=KCIA)の部長が当時の大統領パク・チョンヒを暗殺する事件が発生。この事件は韓国のみならず世界中に衝撃を与えた。大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われる彼は、なぜ大統領を暗殺したのか。権力闘争の果ての凶行か、それとも横暴に対する義憤に駆られたためなのか。日韓両国でベストセラーとなったノンフィクションを原作に、「本作はあくまで実話を基にしたフィクションである」としながらも、歴史の闇に切り込んでいく。主演は人気、実力ともに韓国を代表するイ・ビョンホン。愛国心と大統領への崇拝、そして静かに燃える野心の間での葛藤を体現する。
【福岡での上映劇場】
KBCシネマ1・2
T・ジョイ博多
T・ジョイ久留米
【1月22日(金)公開】さんかく窓の外側は夜(PG12)
呪いや霊視といったテーマを扱いつつも、単純な「ホラー映画」のくくりではない。ヤマシタトモコによる原作よりもさらに人間ドラマの部分がフォーカスされ、リアリティとファンタジーが濃密に交差しているのが映画版『さんかく窓の外側は夜』だ。霊を祓える凄腕除霊師・冷川理人を岡田将生、霊が視えることにより冷川の助手となる三角康介を志尊淳が演じ、初共演の2人が心霊探偵コンビを組んで怪事件の謎に挑む。また、物語の鍵を握る“呪い屋”女子高生・非浦英莉可を、2年ぶりの映画出演となる平手友梨奈が演じている点にも注目だ。
霊が視えるという特殊な体質に幼少の頃から悩まされていた三角は、怪しげな除霊師・冷川から「僕といれば怖くなくなりますよ」と声を掛けられ、冷川の除霊作業を手伝うことになる。ある日、刑事の半澤から「バラバラ連続殺人の遺体の一部を探してほしい」と依頼された2人は、やがて犯人の霊と出会う。冷川が霊を祓うと、「ヒウラエリカに…騙された…」という恨めしい犯人の声が響き…。
【福岡での上映劇場】
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
T・ジョイ博多
ユナイテッド・シネマ 福岡ももち
ユナイテッド・シネマ トリアス久山
イオンシネマ福岡
イオンシネマ大野城
イオンシネマ筑紫野
シネプレックス小倉
小倉コロナシネマワールド
イオンシネマ戸畑
ユナイテッド・シネマ なかま16
TOHOシネマズ 直方
TOHOシネマズ 福津
T・ジョイ久留米
セントラルシネマ大牟田