ラグビーワールドカップの魅力/平浩二&上田泰平
開催500日前イベントのゲスト 平浩二さん&上田泰平さんに聞くラグビーワールドカップの魅力とは?
—ワールドカップって、 どんな雰囲気なのでしょうか。
平:これまで開催されているワールドカップは、開催国でのラグビー文化が根付いていて、街の人たちがワールドカップを認知してくれていました。自国の応援もさることながら、ラグビーそのものを楽しもうとしているので、日本VSカナダといったラグビー強豪国が出場しない試合も満席になるんですよ。来年、日本で開催されるワールドカップもそうなるといいなと思いますし、個人的にも認知してもらう活動に力を注いでいきたいと思っています。
上田:私は2011年のニュージーランド大会に出場しましたが、ニュージーランドはラグビーが生活の一部になっている街で、地域の人々がフレンドリーに寄ってきてくれるのが印象的でした。サポーターと選手の距離がすごく近いんですよね。日本大会もそんな雰囲気であってほしいものです。
—ラグビーの魅力や面白さはどんなところでしょう?
平:人と人とがぶつかり合う音が聞こえてくるほどコンタクトが激しいスポーツであることですね。レベルファイブスタジアム(福岡)のようなトラックのない専用競技場は、その迫力をより楽しめると思います。また、1チーム15人の中には、さまざまな体型の人がいます。試合中はついボールを持っている選手に目が行きがちですが、ボールを持っていない選手たちがどのような動きをしているかを見るのも楽しいものですよ。
上田:数あるスポーツの中でも特異性があると感じています。ラグビーといえば「ノーサイド」の精神が有名です。これは、戦い終えたら両軍のサイドがなくなって仲間になるという意味なのですが、ラグビーの世界では、試合直後に両チームで会食しお酒を酌み交わす「アフターマッチファンクション」というセレモニーが行なわれます。試合中は格闘技のように激しく戦ってはいるけれど、試合後は敵味方なく、お互いの健闘をたたえ合うのです。このような文化もラグビーの魅力だと思いますね。
—最後に。読者の皆さんにメッセージをお願いします。
平:来年はここ日本でラグビーのワールドカップが開催されます。まずはラグビーの面白さ、魅力をぜひ知ってほしいですね。福岡にはトップリーグやトップチャレンジリーグで戦うチームが3つもありますし、まずはそれらの試合を観戦して、ラグビーに触れてください。
上田:試合はもちろんですが、各チームの練習グラウンドにもぜひ足を運んでほしいですね。選手たちをより身近に感じられますし、状況に応じて一緒に写真を撮ったり、サインをもらったりもできます。試合のときに、そこで知り合った選手に声をかけていただけると選手たちも喜びます。 平・上田:ラグビーワールドカップを一緒に盛り上げていきましょう!
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ラグビーワールドカップ2019 福岡開催推進委員会 事務局長 篠原 一洋
ラグビーワールドカップ日本大会まで、500日を切りました。福岡では3試合が行われることが決まっており、海外から多くの観戦客が福岡を訪れます。レベスタの収容人数は約2万人。3試合ということは6万人以上が観戦することになりますし、熊本や大分での試合を観戦し、福岡に宿泊する方などを含めると、数万人の外国人が福岡を訪れることが見込まれています。ラグビーワールドカップをきっかけに国内外から福岡に来られる人々に、「福岡よかったね」「また来たいね」と思っていただけるよう、私たちはしっかりおもてなしをしなければならないと考えています。
一方で、福岡で試合をしてくださる選手たちに気持ち良くプレーしてもらえるよう、福岡の会場を満席にすることも私たちの使命です。これからもイベントの開催をはじめ、福岡県民の皆さんの気運を高める活動を通して、おもてなしの準備を進めていきたいと考えています。福岡は公認キャンプ地にも選ばれ、6チームが福岡のどこかでキャンプを行います。各国の選手と触れ合うチャンスもありますし、ラグビーワールドカップをもっと身近に感じてほしいですね。私たちと一緒に、来年のラグビーワールドカップを成功させましょう!