トップに
戻る

【タムタムデザイン代表・田村晟一朗さん】リノベーションで心がけたい最旬キーワードを伺いました!

key word1🗝
ウイルスや汚れを持ち込まない、玄関機能の向上

新型コロナウイルスをはじめ、黄砂やPM2.5などアレルギーの原因になるものを家庭内に持ち込まないことが、現代社会の住まいにおける大事なミッション。飲食店もアルコール消毒を徹底しているように、同様の工夫が住居にも必要です。例えば、近年のリノベスタイルにあげられる「広めの玄関土間」。この中にアルコール消毒やマスクを置くカウンターを設けたり、小さな手洗いスペースを導入したり、玄関回りの機能性も高める仕掛けを追加したいところ。この先もウイルス・アレルギー対策は生活習慣として続くので、住空間の必須ポイントとして押さえておきましょう!

狭い玄関から広めの土間に間取りを変え、玄関からウォークインクローゼットへ直接つながる設計に。アウターも玄関回りに収納できるので、外の汚れやウイルスを部屋の中に持ち込まずに済む

 

 

key word2🗝
リモートワークに備え、集中できる作業場を確保!

リモートワークが増えたのも、最近の生活スタイルの大きな変化ですね。リノベーション住宅ではLDK空間をドカンと広く取る間取り変更が人気ですが、広くした分部屋数が減ったことで、作業場を確保しづらい状態に。ダイニングテーブルが資料で占拠されたり、家族がいるとオンライン会議がしづらかったり、ストレスを感じている人も多いはず。そこで、小さくてもいいので仕事に集中できる環境を作るとベスト。例えば、押し入れをPCブースに変えたり、床の間にデスクを造作したり、既存のスペースを有効利用しながらオフィス環境を完備することも可能です。オンライン会議に備えて、背景まで配慮できるとさらにグッド!

床の間を使ったオフィス空間も仕事が効率化しそう

クローゼットがあった場所にデスクを造作し、LDK空間にワークスペースを設けるのも良し

 

 

key word3🗝
居心地が良くてサスティナブルな自然素材

リビングやダイニングなど、家の中で一番長く過ごす場所は特に“居心地”を重視したいですよね。木材を使うなら、触り心地が良くても心も安らげる無垢材がおすすめです。ビニール材のように数年~数十年後に貼り替える必要がなく、経年変化が味わいになり、どうしても汚れやキズが気になる際はサンディング(ヤスリ掛け)をすれば新品のようにキレイに。レンガやタイルも同様で、長く使えるうえ再利用も可能。余計な廃棄物を出さず、地球環境にやさしい素材を選ぶことも大事にしたいポイントです。

玄関・廊下・リビングの床に、オーク材の無垢フローリング(床暖房対応)を使用。素足でも年中気持ちよく過ごせる

Company Profile

株式会社タムタムデザイン

[所]北九州市小倉北区京町1-4-11 3階

[☏]093-967-3115

[HP]http://tamtamdesign.net/

※この記事は「家づくりの本ふくおか・さがNo.50」より抜粋して記載しております

SNS運用代行サービス