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エコを暮らしに届け、街に貢献できる企業へ『ガリレオコーポレーション代表・百合永勝彦さんインタビュー』

太陽光発電や、オール電化システムを積極的に取り入れたリフォーム・リノベーションを提案してきた「ガリレオコーポレーション」。災害や新型コロナウイルスによって、様々な価値観が変わりつつある近年、同社へ寄せられる相談内容も徐々に変化しつつあるという。そうした声に耳を傾けながら生まれた、新しい取り組みの数々。次世代への展望を、代表の百合永勝彦さんに伺いました。

 

変化しつつあるニーズに応えたい

50年に一度の台風、100年に一度の大雨、そして新型コロナウイルスの流行と、2020年私たちはかつてない、様々な状況に翻弄されてきた。住宅・リノベーション業界においても、これまでとは全く違う価値観が生まれ、それが早くも家の間取りや性能などに反映されつつある。そうした世の中の動きは非常に興味深いものであり、社が向かうべき方向についても新しいベクトルを示すタイミングだと実感したという。「1つの取り組みとして、2020年11月に、新製品『ガリレオソーラー405W』の発売に踏み切りました。従来のパネルは1枚200数十ワットの出力が一般的でしたが、新製品は世界最高水準とされる405W、つまりこれまでの2倍の出力が可能に。1枚で、2枚分の出力を叶え、これまでスペースが限られていることでパネルの設置をあきらめた方々にも採用して頂けるようになりました」。

1枚で2枚分をまかなう新パネルはそれだけ重さも軽減でき、屋根への負担も回避してくれるところもポイント。太陽光パネル設置のニーズが改めて高まっている背景には、こんな事情もあるという。「これまでは太陽光パネルの設置=売電目的と考える方が多かったのですが、その目的にも少しずつ変化が出てきましたね。大きな理由の一つが災害ですね。災害を受けて待っているのが停電など、ライフラインの断絶。でももし、自分の家で電気をつくることができれば、そうした心配を回避できます。蓄電池に関しては、これまで一般家庭に取り入れるにはやや高額でなかなか手が出せない、というアイテムだったのですが、こちらに関してもお客様のニーズを汲み、2019年にオリジナルの蓄電池の発売を開始しました。戸建だけでなく、マンションに置いていただける小型のものなど数十種類のラインナップを揃え、様々なリクエストにお応えできるようになっています」。

 

 

SDGsに関しても積極的な取り組みを

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された国際目標「SDGs」。テレビや雑誌などで、関心を持った人も多いだろう。「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性の社会を実現するため、17の国際目標が掲げられており、百合永社長も高い関心を寄せている。「特に『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』という目標については、太陽光発電、オール電化システムを軸にしてきた当社だからこそできることがあるのではないかと。例えば、これまで以上に性能の良い製品を展開し、各家庭でエネルギーを作り出すことができるような環境づくりをサポートしていく、というのもその一つです。また先日、2030年半ばには国内の新車販売をハイブリッド車や電気自動車などに限るという目標も掲げられました。当社でもすでに、太陽光発電でつくった電気を、自宅の電気や電気自動車、ハイブリッド車などにも活用できる「トライブリッド電機システム®」の取り扱いをスタートさせていますが、新時代への移行が着々と進んでいると感じますね」。

 

Profile

「ガリレオコーポレーション」代表取締役社長。32歳で「ガリレオコーポレーション」を創業し太陽光発電システムなどのオール電化商品の販売取り付け業務、リノベーション事業、学習塾運営など幅広い事業を手掛ける。最近は空間プロデュースも手掛ける。

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