【中村人形と太宰府天満宮】
四代の人形師が繋ぐ「祈りのかたち」
↑中村信喬「御神牛」
創業大正6(1917)年の老舗『中村人形』四代の人形師に焦点を当てる企画展「中村人形と太宰府天満宮」を開催。
初代 筑阿弥(1897〜1947)が博多人形を生業としてはじめた中村人形は、衍涯(1921〜1992)、信喬(1957〜)、弘峰(1986〜)へと脈々と受け継がれてきました。
↑中村弘峰「影向」
境内の老樟を材料に中村信喬氏に依頼した御神牛像の他、信喬・弘峰親子による作品を収蔵してきたという縁のある大宰府天満宮。平成15(2003)年からは、干支鈴などの正月の縁起物は中村人形が手掛けているそうです。
この企画展では、伝統工芸の世界に身を置きながら、所蔵作品約70点を通し、古来変わらない人の祈りに時代の今を見出そうとする『中村人形』の姿勢を、前期・後期に分けて展示。さらに干支の縁起物約50点を通期展示します。
↑中村弘峰「黄金時代」
前期:令和3年(2021)9月18日(土)~12月7日(火)
後期:12月11日(土)~令和4(2022)年3月13日(日)
※9月20日(祝)、10月25日(月)、1月3日(月)、10日(祝)を除く月曜休館
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
会場:太宰府天満宮宝物殿第2・企画展示室
(福岡県太宰府市宰府4-7-1)
観覧料:一般500(400)円 高大生200(100)円 小中生100(50)円
※()内は30名以上の団体料金、障がい者手帳提示により付添者1名まで半額料金