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【インタビュー】RIRI「今までとは違うNEOなRIRIを見てほしい」

取材・文/中井 晴菜
撮影/山辺 学

 

16歳から海外プロデューサーとの制作活動を開始したRIRI。世界へ向けてさらなる飛躍を目指す決意を示した2ndアルバム『NEO』には、世界的DJ・プロデューサーであるZEDDから依頼を受けたというヒット曲『Stay』の日本語カヴァーも収録されている。アルバム制作の裏側や彼女自身の心境について聞くと、心から楽しそうに語ってくれた。

■日本人ならではの羞恥心やシャイな部分を断ち切って

 

今年の春に高校を卒業し、LAで長期制作を行なったそうですね。海外での仕事は、日本では得られない経験もたくさんあったのではないかと思いますが、いかがでしたか?

RIRI:3カ月のLAは制作で行かせて頂いたので、遊びに行くことはあまりなかったですが、セッションを通して学べたことは、羞恥心を持たないということですね。向こうの方は曲を作るスピードがすごく早いんです。なので、ここをもう少し変えたいなって思ったらすぐに言わないと、どんどん進んでいってしまいます。何か思うことがあった時に、日本人ならではの羞恥心やシャイな部分を断ち切り、勇気を持って英語で喋ってみるというのは、成長できた部分のように思います。曲作りの面でもそうなんですけど、感性の部分に関しては言葉に表しづらかったりするんですよね。やっぱり人それぞれ思っていることが全然違いますし、その中で自分が描いてることだったり思っていることを相手にどう伝えたら分かるかというのは、コミュニケーション的にも学ぶことができました。

 

—曲作りはどのように行なわれていたのですか?

RIRI:セッションする時は、こういう感じの曲を作りたいって考えたものを作家さんたちに伝えて、相談しながらみんなで協力して制作しています。

 

—なるほど。RIRIさんの楽曲は英語の歌詞がメインのように思います。デビュー前に英語を習っていたようですが、歌も習っていたのですか?

RIRI:一日一曲、洋楽の課題曲を決めて自分なりに研究しながら練習していました。ボイストレーニングも受けたかったんですが、出身が群馬県だったということもあってそういう環境がなかったので。いろんなアーティストさんの曲を聴いたり、課題曲を歌ったり…母もサポートしてくれながら練習していた感じですね。母は音楽関係の仕事ではないので、なるべく自分の力で、色々なアーティストさんの曲を聴きながら手さぐり状態でやっていました。正直これであっているのかなと思って怖かったですね(笑)。

■よく夢みたいな時間って言うけれど、これが“The夢みたいな時間”だなって

 

—2ndアルバム『NEO』には、ZEDDさんから依頼を受けたという『Stay』の日本語カヴァーが収録されていますね。そのきっかけは何だったのでしょうか?

RIRI:世界的にヒットした『Stay』が収録されたアルバムの日本盤をZEDDさんがリリースするので、その時に日本語カヴァーを制作したいという事になり、歌う歌手を探していたようで、他にも何組か候補のアーティストさんがいたそうなのですが、その中から私を選んでくださいました。

 

—生配信で共演もされていましたが、ZEDDさんに実際に会ってみていかがでしたか?

RIRI:本当に、震える…震える一日でした(笑)。昔からZEDDさんが大好きで、ずっと彼の曲も聴いていた中でも『Stay』はすごく大好きな曲でした。初めて会う時はどんな感じの人なんだろうといろいろ考えていましたが、実際にお会いしてみると、本当に優しいジェントルマンって感じで、初めて挨拶した時は優しく包み込んでもらえるようなオーラが半端なくて(笑)。よく夢みたいな時間って言うけれど、これが“The夢みたいな時間”だなって感じました。こんな日はあんまりないなというぐらい、すごくワクワクした日を過ごしました。LINEの生配信をした時は、お互いの夢についてトークする時間があり、私は「グラミー賞を取ることを目標としていて、ZEDDさんともいつかコラボレーションができたらいいな」という話をしました。彼も、「まだグラミー賞を取ったことがないから取れるように頑張りたい」と言っていたのですが、その時に「一緒に取れるように頑張ろう」と言ってくれて、すっごく嬉しかったです。

 

—世界で活躍するという大きな1歩になったのではないかなと思いますが、いかがでしたか?

RIRI:ZEDDさんのように、世界的に活躍する素敵なアーティストさんと、いつかコラボしたいっていう想いが強くあったので、あのような機会をいただいき、エネルギーやパワー、勇気が湧いてきましたね。海外の作家さんと制作している時にも「ZEDDとやったの!?」って言ってくださるのは本当に嬉しいですね。皆さんのおかげでこんな体験をさせていただいているんだって思うし、ますます期待に応えていきたいなと思います。

—アルバム収録曲『Patience』はラッパーのSaweetieさん、『Forever』では清水翔太さんとフィーチャリングされていますね。清水翔太さんとの共演は何かきっかけがあったのですか?

RIRI:翔太さんの名古屋でのライヴに遊びに行った際、ライヴ終了後に挨拶をさせてもらいました。その時に、嬉しいことに翔太さんから「いつか一緒に曲ができたらいいね」と言ってくださり、今回このような形で実現しました。

 

—曲作りはどのように進めていったのですか?

RIRI:本当は最初から2人で作っていきたかったのですが、お互いにバタバタしていたこともあり、今回は翔太さんが作詞作曲をしてくださいました。

 

—これまでにない全てが日本語詞という楽曲で、いつもと違う顔が見られて新鮮さを感じました。

RIRI:これまで自分のメインとなるスタイルは英語詞多めなので、今まで全て日本語で歌う曲も出したことなかったし、逆にお願いしたこともありませんでした。日本語として、どう表現したら皆さんに伝わるかという課題もあったし、レコーディングの際に翔太さんからアドバイスもいただき、色々な経験をさせてもらいました。

 

—『HONEY』や『Maybe One Day』、『That’s My baby』の舞台裏映像を動画で見て、心から楽しんでいるように感じました。一番楽しいのは制作している時ですか?

RIRI:制作している時も楽しいですが、一番楽しいのはライヴですね。ファンのみなさんと唯一交流できる場なので、わくわくエキサイトしてます(笑)。

 

—2019年の年明けには、初めてのワンマンライヴが始まりますね。意気込みを聞かせてください。

RIRI:ワンマンツアー自体も初めてですが、ダンサー編成で私もダンスに挑戦するので、それもチャレンジの一つです。ダンサーさんは同世代のガールズだけでチームを作ったので、自分と同じ世代の人たちと一緒にツアー回るのは初めてですっごくワクワクしています。これからリハーサルに入るんですけど、とにかく今までとは違うNEOなRIRIが見られるツアーにしたいなって思うので、ぜひ皆さんで遊びに来てもらいたいなって思います。

リリース情報

2nd Album『NEO』発売中

初回生産限定盤(CD+DVD) 3500円+税
通常盤(CD) 2800円+税

ライヴ情報

RIRI TOUR “NEO”2019

1/25(金)札幌 cube garden
1/27(日)仙台 darwin、
2/1(金)鹿児島 CAPARVO HALL
2/2(土)福岡 DRUM Be-1
2/9(土)東京 LIQUIDROOM ※SOLD OUT
2/10(日)大阪 UMEDA CLUB QUATTRO ※SOLD OUT
2/20(水)群馬 TAKASAKI club FLEEZ
2/23(土)名古屋 SPADE BOX ※SOLD OUT

チケット発売中

◎RIRI http://www.riririririri.com

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