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【うーの家がつくった新築住宅】(太宰府市)ビニールハウスが新スタイルのショップに

今あるものの見方や活かし方を変えて、新しい価値を見出す。
[うーの家]はアイデアに富んだハウスメーカー。
花づくりに携わるMさんと、まったく新しいスタイルのショップを創りました。

伸びやかな自然の中で目を奪われる『シューフルール』の外観。ガラスを多用した黒いゲートが年代を経た家屋を思わせる

 

のどかな田園風景が広がる福津市の勝浦地区。その一角に、『Chou-fleur(シューフルール)』という園芸店がある。ビニールハウスから着想を得た、まったく新しいスタイルのショップだ。大きなビニールハウスの中にデッキや人工芝が敷かれ、漆喰壁で覆われた小さなショップや部屋が点在。その間に市場ではあまり見かけない珍しい苗や植物の寄せ植えが配されていて、まるでこの空間そのものが一つの町のように思える。こんなに魅力的なビニールハウスの活かし方があるとは、見ているだけでワクワクしてくる。

 

自然光が降り注ぐ明るい店内。観葉植物やハーブ、多肉植物など珍しい種類の苗や鉢植えを販売。右奥のブースで寄せ植えも楽しめる

 

「子どもが巣立ったのを機に、夫婦で第2の人生をどう生きていくか話し合いました。そこで思いついたのは園芸店の経営。生産者と消費者を直接結ぶ場をつくれたらと考えました」。ご夫婦の想いに共感し、設計・施工に携わったのが[うーの家]。Mさんがご自身の家づくりを依頼した、信頼を寄せるハウスビルダーだった。

 

壁や天井がすべて漆喰の美しい個室。ドライフラワーを吊り下げた照明は奥さまのアイデア。アンティークの家具は一部購入できる

 

職人が手塗りを施した漆喰の壁や天井、ビンテージ加工を施した柱や床の素材。西洋で長く住み継がれるような経年美を感じる家づくりが[うーの家]の真骨頂だ。一方で、施主の好みや想いに寄り添った間取りや素材使いなど、オリジナリティあふれる提案力にも高い評価が集まっている。ビニールハウスを利用した『シューフルール』の設計も[うーの家]のアイデアからだという。

プランが決まるとまず、ハウスそのものは専門業者が組み立て、黒いゲート部分とハウス内のショップやブースを[うーの家]が設計と施工を担当。Mさんご夫妻と話し合いを重ねながら、独自の世界観をカタチにしていった。

 

株式会社うーの家

[所]福岡県太宰府市国分2-1-9

[☏]092-408-8082

[HP]https://woonoie.com/

※この記事は「ふくおか・さが 家づくりの本No.49」より抜粋して記載しております

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