【福岡スポーツ】世界水泳が21年ぶりに福岡にやってくる!
62022年5月に開催される「FINA世界水泳2022福岡大会」の開幕200日前イベントがマリンメッセ福岡で行われました。(2021年10月25日)
初めに登壇したのは、本大会副会長及び福岡市長の高島宗一郎と本大会応援リーダーに就任した松岡修造さん。
松岡:なぜ1年前ではなく、200日前のタイミングでこのイベントを開催したんですか?
高島:コロナの影響により難しかったところがあるんですよ、でも、時は来ました。ワクチン接種も進み、感染対策に関してもわかってきたことが多いです。この大会を皆が動き出すきっかけにしたいんです。
松岡:ニューノーマルだからこそできるような、大会に向けてみんなが一つ気持ちを合わせて何かをやっていきたいと思うんですよ。
高島:まさにそういうことをお願いしたいんですよ。選手名がわからなくても、大会が始まったり、競技を観たり、みんな日本の選手を応援すると思います。でもそうではなくて、一つのイベントを通して街がどう動いていくのかが大事だと思っています。
と、熱血キャラのお二人が熱い言葉を交わしました。
さらに、競泳界から、21年前に福岡で世界水泳デビューを果たした寺川綾さん、背泳ぎ日本記録保持者の入江陵介選手、2012年ロンドンオリンピックで3つのメダルを獲得した福岡県・遠賀郡出身の鈴木聡美選手(平泳ぎ)、21年前の福岡での世界水泳で銅メダルを獲得した寺内健選手(飛込み)が登場。
―世界水泳にまつわる思い出は?
鈴木選手:昨日実家に寄ったんですけど、2021年の福岡大会のうちわが出てきたんですよ。また福岡で開催されるんだと思うと同時に、応援してくれる皆さんのために恩返しをするためにも、これは出なきゃという思いを改めて強く持ちました。
入江選手:一番思い出に残っている世界水泳は、2009年に初出場したローマ大会ですね。高速水着などの問題もあるなかで、自己ベストを題して銀メダルを取ることができ、とても思い出深い大会です。
寺内選手:まずは、20年前はまさか20年後にまた福岡で世界水泳が開催されて、それを自分が目指しているとは想像もしていなかったです。20年前、日本で初めて開催された世界水泳では、正直調子は良くなかったが、福岡や皆さんの応援が力になり。結果を残すことができたことをよく覚えています。そこから日本国内における水泳の盛り上がりは一気に加速した気がします。それとは日にならないくらい今大会は盛り上がると思うので楽しみです。
―大会への意気込みをどうぞ!
入江選手:現役続行したのは、まだ泳ぎたい気持ちがあったからです。たくさんの人の前で泳ぎたいという気持ちもどこかにあって、そういったいろいろな気持ちが僕を世界水泳につなげてくれました。まずは代表権をしっかり獲得したいですね。先日萩野選手が引退を発表しましたが、競泳界はまた新しい世代が入ってきて、新しいチームになっていきます。未来のあるチームを目指したいです。
寺内選手:今でも日々の練習の中で以前よりも強くなれていると実感することがあります。それが自分を突き動かしているんです。ぜひ福岡に恩返しをしたい。そして飛込の会場にも足を運んでもらって、若い世代にもその様子を見せてあげたいです。
鈴木選手:自分の集大成のつもりで頑張っていきたいです。やることも明確ですし、弱い自分と向き合いながら、強い自分を作り直して出場を目指します。世界水泳は50mの平泳ぎもあるので、よりパワフルな鈴木聡美をお見せしたいですね。
松岡:2001根稔夫世界水泳福岡大会は日本のスポーツを変えた。あれ以上の大会があるのかといつも思っていたんです。今日市長や皆さんの話を聞いて、絶対に変わらなきゃいけないと思いました。選手、そして伝える側の僕らも進化する必要がある。福岡の皆さんには世界大会を成功させるという情熱をもって、福岡、スポーツを変えていく勢いがあってほしいですね。
第19回FINA世界水泳選手権2022福岡大会
会期:2022年5月13日(金)~5月29日(日)17日間
会場:ウォーターフロントエリア&シーサイドももちエリア