【エコワークスがつくった新築住宅】(福岡市)つくって、食べて、楽しむ、幸せのコの字型ダイニング
28坪のコンパクトな住まいの中心にコの字型のダイニングキッチンを造作し
家事がしやすく、コミュニケーションが弾む暮らしを叶えました。
両親から譲り受けた実家に住んでいたUさんご家族。住み慣れた家ではあるものの、築45年ほどの家屋はそれなりに古く、とにかく冬の寒さは堪えたという。「光熱費が2万5000円を超え、風呂上がりに子どもが脱衣所で震えているのを見て、建て替えを真剣に考え始めました」と家づくりのきっかけを振り返る。住宅雑誌を読み、モデルハウスを訪問し、検討したのは約50社。最終的に「熊本県産天然乾燥の無垢材で建てる。耐震も防蟻も気密・断熱も、すべてのクオリティが高かったから」と[エコワークス]を家づくりのパートナーに選んだ。
それまでの住まいへの不満を解消するため、設計にあたっては、たくさんの要望をリクエスト。南側に窓を設けて明るくしたい。リビングは子どもが走り回れるくらい広く。外出から戻った子どもが汚れたままリビングを通らない動線。ファミリークローゼットを1階につくる。そして、夫の書斎などなど。[エコワークス]からの提案を見た2人は「私たちの発想を打ち砕いてくれた」と語る。
延床面積28坪の広さでは、LDKのスペースが限られてしまうのが難点だった。「ダイニングとリビングが欲しいわけでなく、家族が楽しく過ごせる広い空間が欲しい」。言葉で表現できなかった2人のその想いを察した設計士は造作カウンターを組み合わせたコの字型のダイニングスぺースを提案。
「どんな風に暮らしたいか、私たちのやりたいことを読み取るのが上手で、こちらの要望をよりよくアレンジして提案してくれて。空間を広く使えるし、配膳も片付けも便利になりました」とご夫妻は感心しきりだ。
過ごし方も楽しみ方も片付け方も「この家でどう暮らすか」について、かなりシミュレーションしたうえでプランをつくりこんだので、「新居は想定通りの使いやすさ」とのこと。何より、洗濯の動線が良くなったことが、家事事情に劇的な変化をもたらした。
「1階のファミリークローゼットは独立したスペースにするつもりでしたが、設計士さんに“玄関から脱衣所につながる動線上につくったほうが、子どもの着替えや洗濯を流れ作業でできるから便利”と提案されてクローゼットとランドリー室を一体化したんです。クローゼットに湿気がこもるんじゃないかと気になっていましたが、無垢の杉と珪藻土の壁の調湿効果のおかげで今のところ問題なし。動線のおかげで、夫が自分からやってくれるようになりました。今は私が料理係、夫が洗濯係で、うまく家事を分担しています」と奥さまは笑顔を見せる。
玄関、水回り、LDKと吹き抜けを介して2階まで、つながりのある開放的な間取りなのに、エアコン一台で全館冷暖房をまかなえるのも嬉しいポイントだ。「真夏はエアコン一台で涼しいのは宿泊体験で体感していましたが、真冬にエアコン一台で暖房できるということには半信半疑でした。入居したのは1月でしたが、床下エアコン一台で家全体が足元から暖かくてびっくり。しかも、電気代は3分の1くらいになりました」。どうやら、住宅性能とランニングコストは嬉しい想定外だったようだ。
わが家のここがお気に入り
エコワークス株式会社 福岡オフィス
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※この記事は「ふくおか・さが 家づくりの本No.52」より抜粋して記載しております。