Fuku Spo – アビスパ福岡/宮大樹
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MF 宮大樹(Miya Daiki・背番号5)
残留争いをしているクラブの
パワーにも負けない気持ちで挑む
ついにJ1残留を確定させ、クラブの新たな扉を開いたアビスパ福岡。今シーズンの目標である10位以内を目指して戦うチームは、ますます進化をしながら試合ごとに頼もしさを増していっている。
ライバルである守備陣のプレーに注目して、みんなの良さを吸収したい
今シーズンも残り7試合(取材日時点)です。連敗したり連勝もしたり、波がありしますが、順調に勝ち点を重ねているので、チームとして良い状態だなと思います。その要因としては、試合に出たメンバーがしっかり結果を残すために、日々の練習から切磋琢磨していること。試合に出なかった選手も腐らずに練習に取り組めていることが、現状に繋がっています。
僕の強みは、高さがあるので、ヘディングで負けない。左利きなので左足からのフィードも意識しています。課題としては、ステップワークやコーチングの質を突き詰めているところです。チームの守備陣には強力な選手が揃っていますが、特定の選手から学ぶのではなく、良いプレーをした選手からその都度学ぶように意識しています。奈良くんからはゴール前でのシュートブロック、グローリからは対人の強さなど、みんなの良さを吸収したいですね。
これまでいろんなクラブに所属してきましたが、アビスパはひと言で言うと本当に仲が良い。飛び抜けて仲が良いように感じますね。選手の距離感だったり、ふだんの会話の中でも素を出せています。サッカー以外でも楽しいチームです。僕は長谷部監督がいなかったらアビスパに移籍していなかったと思います。水戸時代からの縁を感じますね。本当に現役時代から凄い方で、監督になってからも結果を残しているので尊敬しています。
「この試合に賭けてやるぞ!」という気持ちで、勝つ雰囲気があった川崎戦
今シーズンで印象深いと言うか嬉しかった試合は、川崎戦です。スタメンで出られたわけではないですが、ずっと無敗だった川崎を破ったあの試合がそれまでのアビスパの状態を変えてくれた。自信を付けさせてくれたんです。会場のサポーターも後押ししてくれたし、出場したメンバーからも「この試合に賭けてやるぞ!」というやる気を感じられて、勝つ雰囲気があったように思います。
今後の終盤戦は上位との対戦も残っていますが、残留争いをしているクラブとの試合も多いです。僕も経験しましたが、残留がかかっているチームは死に物狂いで、なんとしてでも勝ち点を奪おうとしてくるので、順位的に見たら僕らは優位な位置にいるかもしれないけれど、相手のパワーに負けないような気持ちで挑みたいです。
編集部からのQ&A
オフの日の過ごし方は?
最近は息子と遊ぶことが多いですね。先日一歳になったばっかりです。歩きたてほやほやで、めちゃくちゃ可愛いです。一緒に散歩に行くか、歩かせる練習をしたり。最近はボール遊びも始めました。別にサッカー選手を目指さなくていいから、やりたいことをやってほしいなと思います。
御朱印集めがお好きですよね。ハマったきっかけは?
ヴィッセル神戸時代に通っていた飲食店のオーナーの趣味のひとつだったんです。それで神社仏閣に一緒に行くようになってハマりました。それぞれの神社に歴史があって、御朱印も違っていて面白いです。それに御朱印以外のことも知ることができるので楽しいです。周りの町並みを見て回るのも好きですね。自然も多いし、リフレッシュになります。元々歴史好きというわけではないですよ(笑)。広報の伊藤さんも御朱印に詳しいので、いろいろ聞いて勉強になっています。お気に入りは、最近行った福津の宮地嶽神社の御朱印です。いろんな種類から選べて、期間限定の御朱印とかもあって面白いし、女性の皆さんが気に入るような可愛いデザインも多かったです。
今年から福岡に来たと思いますが、街の印象を教えてください。
山もあって、海もあって、それでも都会で住みやすいですね。神戸の街が好きだったんですが、福岡も似ていて凄く好きです。
サポーターの皆さんにひと言!
今シーズンも残り少ないですが、全試合全力で戦って、喜びをみんなで分かち合いたいと思っています。ぜひ、最後まで一緒に戦ってください!
〈PROFILE〉
宮大樹
生年月日 1996年4月1日
身長186㎝ 体重82㎏
出身地 大阪府
今シーズン、サガン鳥栖からアビスパ福岡へ完全移籍。左利きの大柄センターバックとして、ゴール前に鍵をかける守備職人。長谷部監督とは、かつて水戸ホーリーホックでもともに戦った間柄
取材 岩井咲里香(シティ情報ふくおか編集部)