【福岡麺本 vol.10】古き良き風合いを残しながら 独自の豚骨ラーメンへと昇華 『ラーメン やまもと 春日本店』
麺・スープ・具。
究極の“三味一杯”を目指す春日の職人
懐かしい味と皆が帰ってくるシンプルな博多豚骨を突き詰め、“王道をゆく味”を極め、且つその軸は決してブラさずに、さりげない“個性”をスープに溶かし込む。春日市、筑前町の両地で営業する『ラーメンやまもと』のラーメンはそんな一杯だ。
「飯やパンと同じく、豚骨スープも“できたて”に勝てるものなし」と考え、継ぎ足し熟成させることはあえてせずに、よりフレッシュさが立つ取り切り手法をとる。常に“できたて”のスープができるよう、営業中もサブ釜への着火のタイミングなどに気を払い、よりピュアにするためアク取りを徹底。
黄身が濃厚な、福岡県・朝倉市産のブランド卵「輝黄卵」丸1個トッピングした『味玉ラーメン(790円)』。フレッシュな豚骨スープは臭みがなく、コク深い。塩気もちょうど良く、最後まで飲み干したくなる一杯だ。
中から豚肉の旨みがジュワリと染み出す『ワンタンメン(920円)』も忘れてはならない。口当たりなめらかな皮もこだわっており、スープと一緒につるりと旨い。
ほとんどの客がラーメンと共に頼むという、米を鶏ガラスープで炊き込んである絶品焼きめし、黒豚の挽き肉の入る自家製&手包みの餃子もぜひ堪能したい。
[所]福岡県春日市下白水南1-8
[☎]092-573-8594
[営]11:00~21:00(OS20:40)
[休]木曜(祝日の場合営業。翌日休み)
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※この記事は「福岡麺本2021Vol.10」より抜粋して記載しております