【想創舎がつくった新築住宅】(朝倉市)大切なものたちが引き立つ無垢な住まいを夢見て
ふたりでコツコツ集めてきた、大好きな家具や雑貨たち
それらが美しく収まる、キャンバスのような空間で暮らしたい。
思いを託したのは、ストーリーを持つビルダーでした。
「どこで建てるか」は、「誰と建てるか」で決める
丁寧に選ばれたものたちが、それぞれにとって一番心地のいい場所を与えられて佇むSさんの家。端正でありながら、「暮らしの息吹」を感じさせてくれるところにも、思わず惚れ惚れしてしまう。
数年前からリサーチしていた情報をもとに、「ここだ」と決めたビルダーの説明会へ。けれど…。「デザインに魅かれていたんですが、話をしてみると、寄り添ってくれる感じがあまりなくて」。意気揚々と出かけただけに、ショックも大きかったというSさん。そんな中、大好きな筑後エリアへのドライブ中に目に留まったのが、[想創舎]のモデルハウスだった。
「アポイントを入れる間もなく訪ねたのですが、皆さん“どうぞ!”と明るく気さくに受け入れてくださって。何より、空間のデザイン、素材にも全く妥協がないところにも感動して。夫婦ともども、一瞬で恋に落ちてしまいました(笑)」。
シンプルなのに味わい深い=「木綿豆腐」のような家!?
信頼できるパートナーを得て、いよいよスタートしたS家の家づくり。最初の打ち合わせでSさんがリクエストしたのは、“木綿豆腐のような家”だったそう。「ほかに、消しゴムや体育館、といった表現も使ったかもしれません(笑)。とにかくシンプルに、大好きなものたちが引き立つ空間にしていただけたらとお願いいしました。でも、シンプルって一番難しいと思うんですよね。そこを、良い素材とアイデアで、ここまで理想的な形に仕上げていただいたのには、これぞ、プロのなせる技だな、と」。
[想創舎]側は、図面を引く前からS夫妻とともに家具などの持ち物をチェック。それぞれがピタリと収まるレイアウトを組み上げていった。Sさんから「実はすごく、モノが多いんですよ」と聞いてもなかなか信じられないのは、玄関まわりのシェルフ、キッチン横のパントリー、2階のギャラリールーム、その奥のベッドルーム脇に設けた納戸など、“見せる、見せない”のメリハリをつけながら収納をしっかり取ってあるから。最終的な全体像を、お互いが共有できていたからこそ、実現したものだ。
いいものには理由がある この家に住んで、改めて納得
暮らし始めて真っ先に感動したのは、“湿気のない梅雨”。「リビングの床に敷いているギャッベ(ラグ)も、いつもサラッとした状態。真夏もエアコン1台で十分快適でした」。ほぼ仕切りがない間取りで、その快適さが実現できるのも、気密性の高いFPの家だからこそだ。「自分がいろんなものを購入してきて分かったのは、“いいものには必ず理由やストーリーがある”ということ。想創舎さんも、大正時代から家づくりを続けてこられた歴史を持つ会社で、ここまで愛され続けているのにはやっぱり理由があるんですよね。関わっていただいたスタッフさん、大工さん、誰もが笑顔で働いていらっしゃるのも印象的でした」とSさん。
今は日々、この家で過ごす幸せを噛み締めているそう。「昼間はもちろん、夜は壁に陰影が出て、すごくいいんです。どこもかしこも居心地がよく、リビングや階段下、いろんなところで寝てみたりもしているんですよ(笑)」。叶えた夢は、この先まだまだ、Sさんをワクワクさせ続けてくれそうです。
想創舎 株式会社 手嶋組
[所] 福岡県朝倉市堤615-1
[☏] 0946-28-8244
[HP] https://sososya.com/
※この記事は「ふくおか・さが 家づくりの本No.54」より抜粋して記載しております。