シチズンサイエンスを通じた地方課題解決
3月2日シンポジウム開催
地方における若手科学者を中心とした学術活動の活性化
シチズンサイエンスを通じた地方課題解決
~市民と科学者が“つながる場”について考える~
市民と向き合うことで地域課題の解決に取り組む行政や、地域で長らく科学コミュニケーション活動に取り組む方々を交えて、市民を巻き込む新しい学術のあり方について議論し、地域だからこそ生きてくる市民と学者の共創について考えます。
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日時 | 3月2日(土) | |
13:00~17:00 | 17:30~19:00 | |
場所 | 電気ビル本館 地下2階・7号会議室 *地下鉄七隈線・渡辺通り駅からすぐ |
電気ビル共創館 3階・BIZCOLI *地下鉄七隈線・渡辺通り駅からすぐ |
参加費 | 無料 | |
定員 | 80名(要・事前申し込み) | 40名【受付を終了しました】 |
日本学術会議・若手アカデミーが中心となり、『社会からアクセスしやすい科学者』を目指して『身近で学者と一緒にモノを考える場』について考えます!
現在、ICT技術の進歩により、市民が研究情報へアクセスすることが容易になり、科学研究への参加の幅も広がってきています。この流れの中で、市民参加型の新しい研究スタイル『シチズンサイエンス』の創出が進んでいます。これらは、科学への認識と理解を深めるだけでなく、科学者と市民の距離をより近づけることにもなり、その結果、科学の力をいかして周辺地域の抱える問題の解決のヒントを探ったり、あらたな社会価値やイノベーションを生み出す機会にもつながります。
本イベントでは、市民と向き合うことで地域課題の解決に取り組む行政の方や、地域で長らく科学コミュニケーション活動に取り組む方々を交えて、「科学者の力を活かす」新しい場の設定について議論し、地域だからこそ生きてくる市民と科学者の共創について考えます。
第一部(講演会&公開討論)
(基調講演、話題提供後に討論を予定)
【基調講演】
「オープンな情報流通によって変容するシチズンサイエンスの可能性」
林和弘(文部科学省科学技術・学術政策研究所所上席研究官)
「シチズンサイエンスは学術研究をどう変えるか」
中村征樹(日本学術会議連携会員、大阪大学全学教育推進機構准教授)
【話題提供】地方を舞台とするシチズンサイエンスの可能性-福岡での取り組みを中心として-
「社会課題解決に向けた福岡市の新たな挑戦:実証実験フルサポートによる先端技術の社会実装促進とSociety 5.0の実現(予定) 」福岡市総務企画局
「福岡ヘルス・ラボを中心とした産官学連携:市民参加型共創的イノベーションの仕組みづくり(予定) 」福岡市保健福祉局
「地域におけるサイエンスカフェ活動から見える市民巻き込み型学術の可能性」
吉岡瑞樹(九州大学大学院理学研究院准教授、サイエンスカフェ@ふくおか運営者)
「サイエンスパブin 福岡:市民と学者の”ガチだが気軽な対話”から生まれるもの」
山岡均(国立天文台天文情報センター)
第二部(サイエンスカフェ)
【話題提供】「身体も心!~心理学のこれから~」山田祐樹(九州大学准教授)
心がどういうものか知りたいと思うと、
精神世界を眺めたり、脳との関係を考えたりしがちです。
ですが、身体は心とは関わっていないのでしょうか。
もちろん、身体は表情やしぐさなどによって心を外に提示する
出力デバイスとしての側面を持ちます。
今回は、その反対に心が身体によって形作られる
場合についてお話しします。またそれを元に、
心理学のこれからについてみなさんと考えたいと思います。
講師 山田 祐樹 准教授 九州大学基幹教育院人文社会科学部門
福岡県大牟田市出身の犬好き。西日本も好きなので広島大学,九州大学,山口大学を歴訪して認知心理学を学びました。
光と闇の街・大牟田で生まれ育った私は,いつしか人間の心にやどる光と闇(特に闇の方)にも一方ならぬ関心を寄せつつ心の赴くままに生きていたら,幸いにも心理学に出会えました。
趣味はビジネスホテルの大浴場探訪。小さい頃の特技は気象予測と日本舞踊。好きな音楽はHIPHOPです。