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Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/三森大貴

三森大貴(みもりまさき・背番号68)

ウエスタンの首位打者が 一軍でも内野のレギュラーに

来季は全試合出場、3割がターゲット!

2021年シーズンは、三森にとって転機の一年になったのかもしれない。高卒入団から5年目で86試合に出場。怪我人が続出した内野でレギュラーの座を掴んだのだ。来季はレギュラー定着へ。さらなるキャリアアップを誓う。

 

自己最多出場で感じた 手応えと課題

2021年シーズンは、自己最多の86試合に出場することができました。多くの試合に出させてもらえたのは、バッティングの評価によるものかなと思います。前半は「2軍でやってきたことをやろう。自分のバッティングをすることだけを考えよう」というシンプルな気持ちで臨み、3割を超える打率を残すことができました。2軍でやってきたことを一軍の試合で出せたことが、こういう試合数につながったと思います。ただ、後半戦は、1年間二軍にいるのとは違う感覚を味わいました。疲れもそうですが、一番足りないと感じたのは技術ですね。もっと技術面を磨かないと1年間戦い続けられないと思いましたし、こっちに少しでも迷いがあると、一流のバッテリーには簡単に崩されます。

入団当初は、一軍がどういう舞台なのかさえ想像できていませんでしたが、‘19年に初の一軍昇格、試合出場を経験して以降は、毎年のように新たな課題が見つかり、トライアンドエラーを繰り返しています。’19年、‘20年と少し一軍の試合に出させてもらい、一軍で長く試合に出るためにはどうしたらいいかを考え、フォームや考え方を見直すきっかけをもらいました。もともと引っ張る感じのバッティングをしていたのですが、打率、出塁率を高くするためには、どんな球でもコンタクトしないといけないと思い、まずは自分でどうなりたいかをイメージしながら試してみて、コーチにもアドバイスをいただきながら、改善していきました。昨年は、改善したところが一軍で通用するかどうかを、試せた一年でもありましたね。次のシーズンは、‘21年のいい時のイメージを踏襲しつつ、もう少し強さというか、表現が難しいのですが、厚みみたいなのを意識したいと思います。一軍に出続けたことによって「もっとここでやりたい」という気持ちも強くなっていますので、打撃に関しては、今までやってきたことのレベルを上げ、守備に関しては、もっと正確にアウトを取っていきます。レギュラー争いに関しては、周りを気にしても仕方がないので、自分ができることをやっていくだけだと思っています。

 

藤本新監督による新体制は いい緊張感で始動

藤本新監督になってからも、変わらずいい環境を与えてもらっています。秋季キャンプは、もともとホークスが持っている、いい緊張感の中で行われたので、2月1日から始まる春季キャンプ(宮崎市)もそうなることを期待しています。僕自身も最終的な成績はあまり良くなかったので、とにかくバットを振っていきます。バッターのタイプとして、出塁率と打率が僕に一番求められていることなので、3割は追いたい数字ですね。幼稚園の時に野球を始め、幼少期は体が小さかったこともあり、「どうやったらボールを遠くに飛ばせるか」「どうやったら上手くなれるか」をずっと考えていました。バッティングに関しては、今もそこを追求している感じで、誰かを真似したこともないので、自分の感覚を大事にしていこうと思います。来シーズンは、開幕からグラウンドに立ち、全試合に出られるように結果を残したいと思います。そして、自分が最高の結果を出せば、得点チャンスが増え、チームも勝ちにつながっていくと思います。今年こそは優勝できるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします。

 

Qお気に入りの飲食店はありますか?

外食があまり好きではないんです。特にシーズン中は自宅で食事をすることが多いですね。妻の手料理で好きなのは、しょうが焼きです(照)。

 

Qチームメイトからの愛称は?

チームメイトからは「みも」って呼ばれることが多いですね。なんと呼ばれても嬉しいので、ファンの方はぜひ自由に呼んでください。街で見かけた時も気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。

 

<プロフィール>

2016年ドラフト4位でホークスに入団。’19年に一軍初出場。’20年には3割2分3厘でウエスタンリーグの首位打者に輝いた。’21年シーズンは6月に一軍に昇格後、8月まで打率3割をキープ。最終成績は打率2割4分9厘、16盗塁(チーム2位)。右投左打。

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