【すてきなリノベのお宅訪問~マンション編】ライフステージの変化で決意 60代夫妻の大人リノベ『株式会社ホームランド』
すてきなリノベのお宅訪問
株式会社ホームランド
福岡市中央区[S邸]
住み替えからリノベへ
不満解消で満足度アップ
ライフステージの変化によって、家に求めるものが大きく変わったという人は多い。夫婦2人暮らしのSさんも、まさにその当事者。昨年、夫婦の退職が重なり、日中ともに過ごす時間が急増。今までに感じたことのない、空間的狭さが気になり始めた。
「日中は、仕事場に行き、休日は出かけることが多かったので、家は寝て、ご飯を食べて、リラックスできればいい場所でした。しかし、日中ずっと家にいるようになると、個々のスペースがなく、友人とオンラインで話したいと思っても場所に困るんです。主人に場所の移動をお願いする状態が、精神的にとても窮屈で」と奥さま。
居住環境は気に入っていたが、生活空間を変えた方がより快適になると考え、広い部屋に住み替えることを検討。リノベーションに対しても「現在の家に手を入れたところで、場所が変わらないなら、大して住み心地は変わらないだろうなという印象を持っていました」と、期待値が低かったと振り返る。決め悩む中、不動産仲介も手がける[ホームランド]の道源さんに相談すると、「今のお家は狭くないし、条件もいいですよ。今感じてらっしゃる不便さはリノベで改善できます」と、既存のマンションをリノベーションするプランを提示された。
パースを見て感動した奥さまは「不便さがわかっている自宅を、いい風に変えたほうが、結果的に満足できると大いに納得しました」と、全幅の信頼を持って[ホームランド]に依頼。「最初の打ち合わせの時に、『完成するまではいくらでも変更できるので、遠慮なく言ってください』と言ってもらえたので、要望も伝えやすかったですし、最後まで一緒に作っている感じがありました」と、寄り添い方にも感謝している。
カラーの壁紙が
生活のアクセントに
「狭く感じる」という悩みに応えてのリノベーションだが、施工後も部屋数は変わっていない。それでも、印象が一変した理由は、家具のサイズや動線に配慮して、部屋の大きさや廊下幅を工夫したから。寝室は、幅が15㎝ほど狭くなったが、収納スペースが2倍に。動線が改善したことで、閉めきっていた窓を開ける日が増えた。
また、タンス置き場になっていた洋間を、淡いピンクの壁紙が愛らしい奥さまの部屋に改装。本棚、趣味用の服を収納するコンパクトなクローゼット、デスクを一列に造作で作ってもらい、限られたスペースを有効的に活用。ご主人のワークスペースは、リビングの一角に設けて、念願のプライベートゾーンで干渉されない時間を楽しんでいる。
同時に、60代夫婦ということで将来を見越し、廊下は車椅子でも通れる1m幅に。また、全ての部屋の段差を改善した。機能面の充実も徹底して行ない、壁には調湿、消臭作用のある珪藻土やエコカラットなどを使用したり、北側の窓を二重窓にしたりして、暮らしの質のアップデートを図った。奥さまは「本当に快適になりました。機能性だけ重視しても、落ち着かないのは嫌だと思っていたので、両方満たされているというのが大きいですね」と笑みが絶えない。
愛着のある場所や家具を手放すのではなく、引き続き、愛着を持ち続けるためのリノベーション。それを実感したSさんは、今までに以上に何気ない日常に愛おしさを感じている。
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株式会社ホームランド
[所]福岡市中央区薬院2-4-15
[☏]0120-724-112
[HP]https://www.home-land.co.jp/
※この記事は「フクオカリノベno.8」より抜粋して記載しております