オド散歩 #44『紺青』
『オドホテル』周辺の魅力あるスポットを巡る「オド散歩」。今回は番外編として、西新・藤崎エリアの人気パン屋さんを訪ねました。
西新・藤崎エリアは、福岡県屈指のパン屋激戦区。その狭い範囲に、実力店が10店舗近くひしめき合っています。
今回は、その中でも特に人気の『紺青』へ。
スタイリッシュな外観から、センスの良さが漂います。
場所は紅葉八幡宮のすぐそば。
駐車場がないため、車の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
入り口には、藤崎にある猿田彦神社の災いを祓い、福を授けるという縁起物・猿面が飾られていますね。
さすがは地元に密着したお店です。
『紺青』では毎日約60〜70種類のパンが焼かれていて、定番の食パンからハード系、惣菜パンまで多種多様なラインナップが並びます。
夕方に訪れた時は、ほぼパンが残っていない状態でしたが、午前中に訪問した今回は、店内いっぱいに並んでいて、心が躍ります。
お昼時には、次から次へお客さまが入店していたので、お昼までの訪問がおすすめですね。
奥さまがソムリエということもあり、ワインに合うパンも焼かれています。
カンパーニュはその代表格です。
『紺青』の看板パンと言えば、あんぱんです。
定番から季節商品まで、常時6種類ほどが並んでいて、ポップには丁寧にその特徴が書かれています。
たくさんあると迷いますが、選びやすいように工夫されているところに、優しさを感じますね。
4個、6個の箱詰めもできるので、手土産にする人も多いとか。
その箱もシックで素敵なんですよ〜。
今回は、大納言と低糖質をチョイス。
あんぱんは「三井の寿」という酒粕を使うことで、ふんわりとした食感に仕上げているそう。
酒粕独特の匂いではなく、いい香りだけが残っています。
断面を切ってみると、あんこがたっぷり!
これ1個でお腹いっぱいになるぐらい、ずっしりしていますよ。
お店の方にオススメされた「フォカッチャ」は、大きな天板1枚で焼き、カットして販売されています。
大人の両手に溢れるぐらいの大きさで、ずっしり重く、オリーブオイルとローズマリーがいい香り。
これもワインに合いそうよ。
焼き上がりの時間は7時半と12時ごろの2回。絶対買いたいという場合は、取置きもお願いできます。
「ミルククリームサンド」も、こだわりがぎゅっと詰まった商品です。
パンにサンドされている練乳は、なんと自家製。
きび砂糖や低温殺菌牛乳、高千穂バターなど、こだわりの材料だけで作られているので、甘ったるい感じが全くないんです。
パンだけでなく、中のクリームや具材などにも手を抜かない姿勢に、誠実さを感じますね。
3種類の粉をブレンドして焼き上げる「クロワッサン」。
実は購入した翌日に食べたのですが、まだサックサクでした!
翌日はシナっとするクロワッサンが多い中、これには衝撃を受けました。
それでいて巻きもしっかりしていて、内側は口溶けがいいんです。
チョコレート入りなど、バリエーションもあります。
ピスタチオのエスカルゴは、渦巻きの形が可愛くて、冷蔵ケースから連れて帰ったもの。
中には生クリーム仕立てのピスタチオクリームがたっぷり。
おやつにもぴったりでした。
店内にはイートインスペースもあり、以前はモーニングが提供されていました。
コロナ禍はモーニングが休止、カフェスペースも宣言などが出ているとお休みになっていますが、7時半からモーニングがいただける貴重なお店だけに、再開が待ち遠しいです。
<ショップデータ>
紺青
福岡市早良区高取1-26-63
092-982-7511
7:30〜18:00
月曜・火曜定休(祝日の場合は定休)
転載元
オドホテル『オド散歩』
https://odohotel.blog.fc2.com/