Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/井上朋也
井上朋也(いのうえともや・背番号43)
期待の高卒2年目!
春季キャンプで 一軍デビューの準備着々!
2年目の井上朋也が、春季キャンプを初のA組でスタートさせた。今季の目標は、最後までA組のキャンプに帯同し、ひと試合でも多く1軍の打席に立つこと。実現のため、キャンプで挑むこととは−−。
A組で迎えたキャンプに 最後までしがみつく
A組で迎えた春季キャンプ初日は、緊張感を持ちながら、いい時間を過ごせました。キャンプのテーマは、走攻守全てにおいて向上すること。最後までやるべきことにしっかり取り組み、最後までA組に残ることが、開幕1軍を近づけると思っています。
A組と言われた時は、やるべきことをしっかりやろうと、気持ちが高ぶりました。いい手本であり、いいライバルでも川原田(純平)も選ばれたので、一緒に切磋琢磨しながらやっていきたいと思っています。(川原田はその後、怪我でリハビリ組に合流)
キャンプ前の自主トレ期間中は、特にバッティングの確認を行いました。秋のキャンプで、藤本監督や長谷川コーチ、王名誉会長に教えてもらったことを、一つ一つ噛み砕きながら試した時期です。今、一番意識的に取り組んでいるのは、力感をなくすことです。具体的に言うと、今までは力一杯にバットを降っていましたが、バットをどう使ったら遠くまで飛ぶのかを考えながらやっています。今までのバッティングとは、少し違ってきたかなというのは、すでに感じていますね。
目標は一軍デビューと二軍で3割
一年目の昨年は、2軍にもたくさん読んでいただき45試合に出場しました。良いことも悪いことも経験できた一年だったと思います。一番の収穫は、1軍レベルの投手の球を見られたこと、自分に何が足りないのかに気づけたことです。1軍の投手はいい球種を複数持っていますが、絶対打てないという感じはしなかったので、そこは自信になりました。
2軍で主にバッティングをご指導いただいた藤本さんが監督になられたことも、自分にとってはいいタイミングかなと思っています。走攻守すべて大事ですが、守備では、まずサードでミスなく守ること、次に自分の持ち味であるバッティングでもしっかり結果を残していきます。『サードは松田さんやリチャードさんなどがライバルですね』と言われますが、周りは意識していません。自分のやるべきことをしっかりやるだけ、と言う気持ちです。
今季の目標は、まず一軍の試合に出場すること、そして二軍では確実に3割を目指していきます。理想の選手はいないんですが、目下の目標は、昨シーズン一軍に99試合出場した花咲徳栄高校の先輩・野村佑希さん(日本ハムファイターズ)を超えることですかね。僕が高校1年生の時、3年生だった先輩なので、身近な存在、指針になっています。
僕は、年齢など気にせず、チームメイトに話しかけに行ける性格なので、多くのチームメイトに話しかけて、いろいろなことを吸収して、最終的には自分のスタイルに落とし込んでいきたいと思います。今回のキャンプでもたくさんことが吸収できることを楽しみですね。
怪我なくキャンプを終え、一軍に行けるかどうか、期待して見ていてください。野球が大好きなので、将来的には息の長い選手になるのが目標。皆さんも息の長い応援をよろしくお願いします。
<プライベートの質問>
Q愛称は?
チームメイトから「おい、ゴリ」と呼ばれています。さすがに、ホークスファンの方はそれだと呼びにくいと思うので、好きに読んでください
Q練習後のお楽しみは?
民放やNetflixでドラマを見ることです。最近ハマっているのは、T B Sの「ファイトソング」ですね。ドキドキしながら見ています。
<プロフィール>
高校通算本塁打50本の活躍を経て、2020年ドラフト1位でホークスに入団。1年目の昨シーズンは、二軍で45試合に出場。打率2割4分6厘、3本塁打で存在感を放った。走攻守全てに定評があり、将来の主軸候補と期待されている。50m走6秒1。右投右打。内野手。