【すてきなリノベのお宅訪問~戸建編】3代にわたって歴史をつなぐ 思い出の詰まった住まい『ハウスランド社』
すてきなリノベのお宅訪問
ハウスランド社
福岡市早良区[N邸 2-2]
祖父の代から大切に住みつないで来た住まい。
面影を残しつつ、親子3世代が楽しく快適に暮らせるように。
そんなご主人の温かな願いから始まったリノベーション。
新たに誕生したのは、家族を見守る森のような空間でした。
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玄関前には和風の庭園を整備。今後は裏庭にウッドデッキを設けるなど、これからも少しずつ手を加えていく予定だという。
現場打ち合わせを重ねながら
妥協のない理想の家を完成
リノベーション工事の始動から完成まで、要した月日は約1年。対象となる延べ面積が広かったことはもちろん、現場での打ち合わせにも柔軟に対応してもらったことで時間がかかったとご主人は振り返る。
玄関は廊下を檜のフローリング張り替え、神棚を奥にずらすことで奥行きが生まれた。旅館や料亭を彷彿とさせる、開放感のある玄関が客人をたおやかに出迎える
「図面ができるまでは早かったのですが、工事が始まってから時間がかかりましたね。というのも、現場を見てみると『思い描いていたイメージと違うな』ということがあったからです。たとえば造作してもらったテレビ台は、設計の段階では足元くらいの高さでした。ところが実際に見てみると目線が低くなりすぎたので、大工さんにお願いして腰の高さまで引き上げてもらったんです。そのように現場で設計士さんや大工さんと何度も打ち合わせに対応してもらいながら、気になる箇所を一つひとつ詰めていきました。『こう言っていたけれど、やっぱり変えてほしい』なんていう後出しの要望まで柔軟に聞き入れてくれるなんて、なかなかできないことだと感激しています」と感謝しきりだ。
二階の廊下には森をイメージしてハチドリがモチーフの大胆なクロスを貼り、明るい印象に。元々あった大きな梁が存在感を醸し出す
さらに「暮らしながら工事を行なっていたので家族みんな移動や荷物の整理が大変でしたが、今となったら良い思い出です。快適になった家に暮らして、ますます家族の仲が良くなることを期待しています」と目を細めた。
Nさんも[ハウスランド社]も一切妥協をせずに造り上げた家にはその心地よさからか、家族だけでなくいつも友人や親戚が集うそう。「今度は庭で牡蠣焼きパーティです」と話すご主人の笑顔が、その満足度を物語っていた。
2階奥の主寝室にもどっしりとした梁をあらわに。クローゼットの上にはロフトスペースを作り、お子さんの遊び場にも活用
可動式の仕切り壁で個室にもなる。
リビングの開き戸には、森と月をイメージしたデザインガラスが
キッチンには森をイメージしたグリーンを採用
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ハウスランド社
[所] 福岡県筑紫野市大字吉木344-1
[☏] 092-922-8771
※この記事は「フクオカリノベno.8」より抜粋して記載しております