【福岡の頼れるお医者さん2022】“沈黙の臓器”肝臓に耳を傾け早期に発見・対処を「もりはら内科クリニック」
|生活習慣病が引き起こすNASHに要注意
健康寿命を阻害する生活習慣病。その一例として、高血圧症・脂質代謝異常症(高脂血症)・2型糖尿病・高尿酸血症などが挙げられ、いずれも自覚症状がないまま病状が進行してしまう。この生活習慣病と密接な関係にある臓器が、〝沈黙の臓器〞と呼ばれる肝臓だ。「肝臓に異所性の脂肪沈着がある場合は、特に注意が必要です」。これまで福岡大学病院などで肝臓疾患を中心に診療・研究を行い、昨年5月に『もりはら内科クリニック』を開業した森原先生はそう話す。
昨今問題となっているのが、アルコールをほとんど飲まないのに、脂肪肝から肝硬変や肝臓がんに進行する「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」。主に生活習慣病が原因であり、年々、その患者数は増加傾向にある。実際に、健康診断などで脂肪肝(NAFLD)と診断された患者さんのうち、10%はNASHと推定されている。さらに厄介なのは、自覚症状が全くなく、初診の際は脂肪肝だと思われたものが、実はNASHの初期段階だったということもあるので放置はできない。「生活習慣病はNASHを引き起こす原因となるので、その兆候を早期に発見することが何よりも重要です」。定期的に健康診断を受けて、肝臓も詳しく検査してみてはいかがだろうか。
徹底した感染対策の設計を実現
昨年5月に改行したクリニックモール「ウィルブ メディカルスクエア」内。近隣にはオフィスビルやマンションが立ち並び、筑紫通り沿いとアクセスも良い立地なので、すでに周辺の会社員やファミリー層の患者さんが多く通っているという。
「新型コロナウイルス感染症が日本でも広まった後の開業となったため、患者さんが安心して来院できる造りにこだわりました」と森原先生は話す。発熱外来専用の入り口、待合室、診療室、トイレを設け、一般外来と完全に分離できるように設計している。感染症の疑いがある患者さんと一般外来の患者さんの動線が交わらない造りは、新型コロナウイルスだけに限らず、その他の感染対策にも効果的だ。
来院した患者さんが「ここに来てよかった」と思える地域密着型のクリニックを目指し、森原先生は常に患者さんのことを自分の家族のように考えながら最善を尽くした診療に励んでいる。「地域の方々とのつながりを大切にし、これまでに培ったすべての経験と技術を活かして診療を行っていきたいと思っています」。
もりはら内科クリニック
院長 森原 大輔先生
1999年、福岡大学医学部医学科卒業。福岡大学病院などでの勤務を経て、2021年5月に『もりはら内科クリニック』を開業。医学博士。日本内科学会認定医・総合内科専門医、日本消化器病学会専門医・指導医・九州支部評議員・学会評議員などを務める。
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Hospital Data
もりはら内科クリニック
[診療科目] 内科、肝臓内科、消化器内科
[住所] 福岡県福岡市博多区博多駅南6-1-7
[電話] 092-477-1012