【リノベの達人】15年後のライフステージも 見越した設計で 未来の人生設計を豊かに。『リノベエステイト 株式会社アポロ計画』松山さんのお仕事
リノベの達人
リノベエステイト 株式会社アポロ計画
松山 真介 / Shinsuke Matsuyama
松山 真介 1968年福岡県北九州市生まれ。九州大学卒業後、一級建築士・宅地建物取引士として活動しながら、2000年に「モノづくり・ウワサづくり・売上づくりのデザイン」を理念に掲げたクリエイティブカンパニー「アポロ計画」を設立。現在は、同社の中に立ち上げた中古建築の再生に特化した事業部「リノベエステイト」代表として、多数のリノベーションを手がけ、合わせて一般社団法人リノベーション協議会九州部会会長も務める。サウナ・スパプロフェッショナルの資格を有するサウナー。
50代オーバーの相談者が急増
求めるものに変化も
時代の半歩先を行く提案が一目置かれている、一級建築事務所[リノベエステイト]。それは、常に時代の流れを汲み、リノベーションに落とし込む代表の松山真介さんの姿勢と重なる。[リノベエステイト]のキャリアは20年余りと、福岡の中でもトップクラス。近年は、中古マンションのリノベーションにとどまらず、人気温浴施設の設計・施工でも注目を浴びる存在だ。
そんな松山さんの元には、50〜60代の相談者が増えているという。「数十年前までは、50、60代からわざわざ住み心地のいい家にしようと考える人は少なかったと思います。しかし、平均寿命が男性で81歳、女性で87歳まで伸び、〝人生100年時代〞は満更でもなくなりました。家族の人数が多い時はファミリーカーに乗り、夫婦だけになったら2ドアに乗り換えるように、家もライフステージに合わせた方が豊かな人生になると考える人が増えています」と松山さん。このような時代の流れに応えるべく、松山さんは15年後のライフプランを見越した提案をするようにしていると話す。
人の流れを変えた松山さんのフルリノベーション
松山さんが1964年完成の4階建て(屋上付き)鉄筋ビルを購入したのは、2010年のこと。「BLDG64(ビルヂングロクヨン)」と名付けた古びたビルは、松山さんの企画、設計、デザインで見違えるほど生まれ変わり、この地に新風を吹き込んだ。現在、1階には話題のフレンチレストラン「TTOAHISU」が入居。2階は、施主とのミーティングで使っている展示場兼ギャラリー。3階はシェアオフィス、4階はテナントオフィスが入居している。
時間軸を加味した
これからのリノベーション
実際に松山さんが施主に話している具体的な提案内容を聞くと、目の前に存在する家をどうするかに終始せず、10 年後、15年後のライフプランを一緒に考えられるような提案をしていることに驚かされる。
たとえば、2人のお子さんがいる若い世代なら、15年後に子どもが巣立つことを想定して2つの子ども部屋を一つにして新たな使い道を提案したり、60代夫婦なら将来は手放すつもりなのか、手放すならどう手放すのかという話まで盛り込んだり。そこまで踏み込むの? とたじろくほどの距離感だが「時間軸を入れた、4次元の提案が、これからの建築士には必要じゃないかと思うんです」と松山さん。
続けて「家は一生に一度の大きな買い物ではない時代に突入しています。次のリノベや売却まで加味した提案が、真にお客様の豊かな人生設計を後押しできると考えます」と、お客様の人生に寄り添った提案をしてこそ、リノベーションが生きると考えている。
未来の暮らしにまで想像を及ばせ、持続可能な住まいづくりを行なうことは、サスティナブルな社会の実現にも貢献できる。施主や社会が、先の未来も幸せを感じられる家づくりこそが、[リノベエステイト]の目指すリノベーションの姿だ。
リノベエステイトがYouTubeチャンネル開設!
ホームページでは写真で施工事例を紹介しているが、動画を見ながら、よりリアルな雰囲気を実感してもらうため、YouTubeチャンネルを開設した。相談前に要チェック!
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https://m.youtube.com/channel/UC5E8hyEkMmGE5XFDMht43Ug
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リノベエステイト 株式会社アポロ計画
[所]福岡市中央区大手門3-12-12 BLDG64 201
[☏] 092-738-9099
※この記事は「フクオカリノベno.8」より抜粋して記載しております