薬膳の街、韓国・大邱(テグ)へプチトリップ!<1・2日目>
アンニョンハセヨ! シティ情報ふくおか本誌で不定期でお送りしていてる『勝手にソウルタイムス』編集部・Jです。これまで何度か韓国の首都ソウルの情報をお届けしていましたが、ここ最近は韓国第3の都市と言われる大邱(テグ)が熱いとの噂をキャッチ。そんな時に出会って意気投合した薬院で薬膳料理教室『金木犀』を主宰する甲木里枝さんと一緒に行った大邱2泊3日の薬膳ツアーの体験レポート!シティ情報ふくおかの1月号で紹介した記事に未公開写真&載せられなかったスポットを加えてお届けします♪
(レート:1000ウォン=約100円)
=DAY1= 仕事が終わってからでも行けちゃう!
仕事終わりの金曜日の夜に出発。福岡は空港が近いから本当に便利。そしてなんと大邱までは1時間ポッキリのフライトで、もちろん時差も無い。つまり21時には隣国へ。
ソウルは何十往復しているか分からない私も実は大邱は初めて。ということで、大邱へ薬膳の仕入れにいく甲木さんを毎回サポートしてくれているという大邱の寿城(スソン)区の区庁で医療観光の日本語通訳をしているスンちゃんがガイドをしてくれることに!
『マルマクチャン』
「大邱はホルモンの中でも”マクチャン”が有名なんだよ!」と、空港から直行した『マルマクチャン』。2階まである広々としたカフェのような店内は22時前にもかからわず満席!日本同様、部位によって呼び名が異なるホルモンの中でも「マクチャン」の”マク”は韓国語で”最後”つまり大腸でも肛門に近い部分で、焼き始めはちょっとソレらしい匂いがあるけど(笑)火が通れば問題なし! 程よい噛みごたえと芳ばしさで超美味しいっ!
プリップリのマクチャンや焼き飯にテンションが上がる我々。初日から大満足!
=DAY2= いざ、薬膳の世界へ!
なつめカフェ『Cafe all that JuJube』
午前中は甲木さんが絶対の信頼を寄せる、なつめの販売トップメーカー・アラリ社の本社へ向かい工場の見学をさせてもらう。
日本で大人気の「なつめチップス」もアラリ社で製造されている。日本ではスーパーフードなどと呼ばれるが、韓国では参鶏湯をはじめ様々な料理で日常的に食べられている食材。韓国の女性が元気で肌も美しいのはこういった基礎食材にあるのかも。
続いてアラリ社直営の『Cafe all that JuJube』(JuJube=なつめ)へ。自然なあま〜い匂いが充満する幸せな空間で、『なつめラテ』『なつめエイド』(各4000ウォン)他、なつめチップス、なつめチョコ、そして焼きたてのなつめパンまで、とにかくなつめづくし!
『雁鴨亭(アナプジョン )』
辛いだけが韓国料理じゃない。「季節ごとに違う食材で目も舌も楽しませてくれる大好きな店」と薬膳料理の先生でもある甲木さんも大絶賛の『アナプジョン 』でランチ 。緑が生い茂った入り口を抜けると味噌や醤油を熟成させている甕が庭園に並ぶ。(ドラマでよく見かける光景!)
店内に入ると、その日に提供している食材が効能と一緒に並べられていて期待は膨らむばかり!
一品一品がフォトジェニックな見た目とは異なり、素材の味を自家製の麹や味噌などを使って引き出した低刺激な味付けに感動!甲木さんが絶賛するのも納得。
「温かいうちに食べてね! この料理はこういう効能があるのよ〜!」と、ものすごい的確なテンポで配膳してくれるベテランのアジュンマ(おばさま)も陽気で可愛い(笑)。
『アップル皮膚科』
食べてるばかりじゃありません(笑)!せっかく医療都市に来たんだからということで、最先端の皮膚科体験。韓国では男性も女性も皮膚科に通う人が多く、ホクロ除去も当たり前。ホクロ除去は1個1000円から施術が可能。私は肌のトーンをアップするピーリングとホクロ3個を取っちゃいました!
カウンセリングでは肌の状態をみて適切なプランを提案してくれるし、しかも予約や医院での通訳も、スンちゃんが勤める寿城区のメディカルサポートを無料で利用可能。日本から事前に相談しておけば現地でスムーズに動けちゃうという素晴らしいシステムが整っているのだ。
『オムニハーブ / 太乙養生韓医院』
まだまだ続く漢方体験。続いては韓方茶ブランド「オムニハーブ」でティーセラピーを。伝統的な茶菓子「茶食(タシク)」と共に様々な韓方茶を体験。体質診断をしながらそれぞれに合うお茶を勧めてくれる。
オムニハーブの経営者であり、併設の韓方院の院長ホ・ダム先生は韓方医学の権威として、また韓国のベストセラー『一日一茶』の著者としても著名で、週1回の診療には全国から患者が訪れるそう。
美しい茶菓子は全て奥様の手作りで、完成までに数日要するものもあると聞いてびっくり。この日、全ての患者さんが帰られたあとにタイミングよくホ・ダム先生に診察&鍼施術をしていただき、長い間悩みの種だった首の痛みが取れて漢方医学の凄さまで体感!
『龍地峯(ヨンジボン)』
韓方効果か疲れるどころかエナジーチャージをしながら、あっという間に夕食の時間に。テレビ番組にも出演し、韓国内の料理大会でも数々の受賞歴を持つ有名料理研究家の韓定食が食べられる『ヨンジボン』へ。韓国料理は肉を食べるときでも必ず野菜や発酵食品と一緒に食べるし、果物などを豊富に取り入れた料理も多く消化にもいい。
そして驚いたのが、ランチは15000ウォン〜、夜も25000ウォン〜というコスパの高さ。この値段でこのクオリティの韓定食が食べれるなんて最高!
『カーテンコール』
お腹いっぱいだけど、ここだけは抑えときたい!と、インスタで最近話題の”ダーティーコーヒー”が飲めるカフェ『カーテンコール』でコーヒータイム。
一番人気の『ブロンコラテ』(6500ウォン)は目の前で3種の巨大なブロックチョコを刻み溢れるほど乗せちゃうラテ。
トッピングやミルクをわざと溢れさせて提供するコーヒーを”Dirty Coffee(ダーティーコーヒー)”と呼び、ハッシュタグ投稿は1万件を超えるのだ。さすが、カフェ文化で次々に流行を生み出す韓国!
冷たいドリンクのオススメはココナッツミルクのシャーベット+コーヒーが爽やかで美味しい『ココナッツハーモニー』(6500ウォン)
『西門市場(ソムンシジャン)』
ということで韓方体験をした一日の終わりは、大邱最大の夜市、『西門市場』をぐるりと散歩。一般人のカラオケ大会や路上ライブ、もちろん夜市ならではの屋台が立ち並び、地元人と観光客で賑わっている。もうこ流石に食べる余裕はなくて(笑)食べ歩きは断念したけど、普通にゆっくり歩きまわるだけでも楽しい〜!
『ホテルインターブルゴ大邱』
今回の宿に選んだのは大邱の特一級ホテル『インターブルゴ大邱』。
さすが部屋も綺麗でベッドの寝心地もよく快眠快適♪特一級といっても、一部屋約1万円〜1万3千円くらいで取れるサイトもあるので、せっかくならばプチ贅沢気分を味わうのもよし!外国人専用カジノもありインターナショナル感も満載。
そして朝のビュッフェも超豪華!最高!
ということで、2日目に続きます♪→コチラをclick!
寿城区はメディシティーとしての大邱を代表する地域ということで、ガイドや通訳を無料で派遣してくれるという安全・安心の嬉しいサポートもあり。この記事で気になった店の予約や、韓国医療・美容で施術を考えてる方は、ぜひお気軽に寿城区庁・医療観光チームの日本語通訳士、スンちゃんことチョ・スンソンさんにお問い合わせを(LINEで日本語OK)!
寿城区医療観光 one-stopコールセンター
☎ +82-53-666-5200
メール medicalsuseong@korea.kr
寿城区HP(日本語)http://jpn.suseong.kr