【福岡の頼れるお医者さん2022】骨折しづらい身体づくりで健康寿命を延ばす!「福岡リハビリテーション病院 整形外科」
|一人ひとりの状況に応じた治療とリハビリを提供
骨折とひと口に言っても、その種類はさまざま。子どもの骨折、働き盛り世代の骨折、高齢者の骨折、スポーツ選手の骨折など、それぞれに治療方針は異なる。たとえば子どもの骨折の場合は保存療法が中心となり、高齢者の場合は骨折を繰り返さないために骨粗しょう症の治療も同時に行なうことが多いという。
近年、高齢者の骨折は増加の一途を辿っており、福岡リハビリテーション病院を受診する患者も増えている。「高齢者の場合、退院後に家族の受け入れ体制があるのか、自宅でどのような生活を送っていくのか、施設への入所が必要かなど、家族関係や社会背景などを踏まえた骨折後のケアがとても重要です。また、他の疾患を伴っているケースも多く、他科の医師やリハビリテーション部などと連携しながら、一人ひとりの状況に応じた治療とリハビリを行ない、骨折前の生活に戻れるようサポートしています」と、山口先生は言う。
一方、スポーツ医療にも積極的に取り組む同院では、膝や肩、腰、手などを専門とするスポーツドクターが診断・治療を行ない、「早く競技復帰したい」というアスリートの願いを全力でサポートしている。「高校最後の大会だから絶対に出場したいと言われたら、無理とは言えないですよね。当院は治療・手術・入院・リハビリの全てを兼ね備えており、多職種が医療チームを組み治療を行なっており、チームで相談しながら、可能な限り患者様の想いを叶えられるよう、治療方針を決めていきます。私たち医師がどんなにいい手術をしたとしても、リハビリがうまくいかなければ治療がうまくいったとは言えません。その点、当院のリハビリテーション部は非常に優秀ですので、患者様やご家族からの高い信頼を集めています」。
高齢者の骨折を減らすには運動と食生活の改善が必要
世界でも類を見ない超高齢化社会が進む日本において、超高齢者である90代の骨折も増えているという。「高齢者の骨折の原因の多くは転倒です。運動習慣を身につけ、骨粗しょう症の予防や治療を行なうほか、住環境を整えることでも転倒の予防につながります。段差をなくす、手すりをつけるといったバリアフリーの環境にすることが有効です」。
近年、骨粗しょう症の治療薬が次々に登場しており、正しく使えば骨密度を高めて骨折の危険性を減少させる効果が期待できるようになったが、カルシウムやコラーゲンを摂取し、骨に負荷をかける筋力トレーニングなどの運動を行なうことの方が、骨折の予防につながると山口先生は言う。「治療の前に予防が重要です。健康講座などで一人でも多くの方に伝え、骨折を減らしていきたいですね」。運動や食生活の改善が骨折の予防につながる――そのことをしっかりと理解し、一日も早く行動に移すことが、健康で長生きすることを実現させる第一歩となる。
福岡リハビリテーション病院 整形外科/福岡リハ整形外科クリニック
副院長 山口 史彦先生
福岡大学医学部卒業。日本整形外科学会専門医。福岡・佐賀・鹿児島などの急性期病院で臨床経験を積み2012年より現職。近年は研修医、後輩医師等の指導・育成にも従事している。
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Hospital Data
[診療科目] 整形外科、脳神経外科、内科、糖尿病内科、消化器内科、循環器内科、脳神経内科、リハビリテーション科、リウマチ科、麻酔科、歯科
[住所] 福岡市西区野方7-770
[電話] 092-812-1880
[HP] http://frh.or.jp/