【日本料理の名店『しらに田』の新たな挑戦】粋な大人の隠れ家的プライベート空間
高価格と低価格の二極化が進む日本の飲食業界に一石を投じる店が西中洲に産声を上げた。同じ西中洲の人気店『しらに田』の屋号を冠する新店舗で、本店料理長を務めた橋本大樹さんが店長兼料理長に就任。
『しらに田』譲りの純日本料理の8〜9皿おまかせコースで6500円(税・サービス別)という破格値だ。3月のコースには手打ち蕎麦までつくのにこの値段は、驚きしかない。カウンター10席をゆったりめにスペースを取り、『しらに田』常連さんとその紹介のみの完全予約制にして、まずは顧客満足の追求に徹するためだ。
桂むきの大根で桜灯籠をつくる芸術的な前菜は、なまこ、このわたや蛤、桜鯛の寿司など季節の味
「気どらずにまっとうなお料理を楽しんでいただきたい」と語る橋本さん。日本料理に携わること20年以上、日本料理の本場関西などを経て、『しらに田』でその腕を振るってきた実力派だ。
西中洲の川沿いという好立地に、シンプルシックで上質な店内。夜の帳が下りれば、白い檜の一枚板が浮かび上がり、夜景がきらめく大人空間は、これまで多くのミシュラン星付き店をプロデュースしてきた建築デザイナー・大宅栄治さんによるもの。極限までそぎ落としたシンプルさに、革の背もたれが座り心地のいい椅子と、小気味いい緊張と緩和が同居したくつろぎの空間だ。
『しらに田』の常連さん向け隠れ家としてオープンし、紹介制にすることでプライベート感を醸す。同じ西中洲の『しらに田』本店の顧客になることで予約可能なので、こちらのルートを押さえておこう。
掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
喰い切り しらに田
[住所][TEL] 非公開
[営] 17:00〜OS22:00
[休] 日祝日
[席] 10席
[P] なし
カード/可