【福岡の頼れるお医者さん2022】脳ドッグ受診者の8割に異常が!症状が出る前に定期的な健診を「あだち脳神経外科クリニック」
最新機器を駆使した検査で迅速・的確に脳を診断
生命活動や言動、思考、感情を司る“脳”。ここに何らかの疾患が生じると、脳機能が正常に働かなくなって体に様々な異常をきたし、時に命を落とすこともある。その疾患には脳梗塞や脳腫瘍、くも膜下出血など様々なものがあり、特に脳卒中はかつて日本人の死因の1位に上がっていたほど発症頻度の高い病気だ。幸い治療ができて一命を取り留めたとしても、手足の麻痺や言語障害などの深刻な後遺症を残すこともある。
脳に疾患が潜んでいるかどうかは頭痛、めまい、しびれ、物忘れといった症状として表れやすいが、中には体に異変が生じないケースも。医療が進歩し続ける今こそ「体調が悪いから病院に行こう」というスタンスではなく、「症状がなくても検査に行く」ことが将来のリスク軽減につながると安達直人先生は語る。
「当院で昨年度に行った脳ドッグを集計すると、受診された方の年齢は30代から50代までの若い世代が全体の約70%を占めていました。ここで注目したいのは、そのうち約8割の方に何らかの異常が確認されたことです。表立った症状がなくても、脳の血管が細くなっていたり小さな動脈瘤(血管のコブ)ができていたりするなど、治療期には達していないよう病気の前兆が見つかる方がたくさんいらっしゃいました。だからと言って大丈夫ということではなく、これから症状が進行することを想定して定期的な検査を計画していくことが重要になります」。
長引くコロナ禍も影響して若い人を中心に健康管理の意識が高まっているようだが、その一方で「不況の影響を受けて節約したいから検査は受けたくない」という人もいるかもしれない。ところが実際に脳の病気に罹ってしまうと、治療費や入院費、リハビリ費などを総合的に見積もると200万~300万円もの金額になってしまう。つまり検査費用の何倍、いや何十倍もの費用がかかってしまうのだ。
「検査をして病気が見つかったとしても、早期発見であれば通院費や薬代だけで済みますよね。経済的なことを考えるのであれば、なおさら早めの検査で病気を未然に防いでほしいと思います」。
『あだち脳神経外科クリニック』では最新デジタルMRIを使い、微細な異常でもいち早く見つけ出して脳の疾患の早期発見に努める。「当院が導入するデジタルMRIでは3D(立体)画像によって360度くまなく脳を撮影することができるので、脳の裏側の動脈瘤などこれまで発見が困難だった病変でも的確に見つけていきます。検査時間は従来30~40分かかっていたものが、約5分まで短縮できるようになりました。さらに最新のMRI検査では3D画像に時間情報を加えた4D検査もできるようになっています。これによって血流の時間経過を見て、血管の破れやすさなどを診断していきます」。
検査によって脳卒中といった緊急度が高い疾患が見つかった場合、迅速に手術や入院ができるように同クリニックでは地域の専門総合病院との病診連携システムを構築している。このシステムによって従来必要になっていた事務的な手続きを省き、いち早い急患の搬送や転院を可能にした。
どんなに医療技術やサービスが発達しても、私たちがそれを利用しなければ脳の疾患を見つけることはできない。できれば定期的に脳ドッグを受診して、異常があれば症状が出る前に治療してほしいと安達先生は言う。「気になる症状がなければ数年に1度でも良いですし、近親者に脳卒中に罹った人がいる方や、高血圧・糖尿病といったリスクファクターのある方は1年に1度は検査を受けて欲しいと思います」。
あだち脳神経外科クリニック
院長 安達 直人先生
山口大学医学部卒、小倉記念病院脳神経外科医長、スイスチューリッヒ大学病院客員医師、厚生労働省保険局医療課特別医療指導監査官などを務め、2015年「あだち脳神経外科クリニック」を開業。日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本医師会認定産業医
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Hospital Data
あだち脳神経外科クリニック
[診療科目] 脳神経外科
[住所] 糸島市志摩津和崎30 イオンスーパーセンター志摩モール敷地内
[電話] 092-327-8080