【福岡の頼れるお医者さん2022】薬と体の相互作用によってがん治療の可能性を広げる「ふじ養生クリニック福岡」
薬の数だけ治療がある
あきらめないがん治療
日本人の2人に1人が罹患すると言われるほど、今やがんは私たちにとって身近な病気となった。ただし近年は新たな技術や治療法が次々と登場し、がん患者の生存率は着実に向上してきている。その中でも注目されるのが“がんゲノム医療”。これまでは肺がんや胃がん、乳がんなどの部位によって治療や薬が選ばれていたが、近年はがんを引き起こす遺伝子の変異に基づいた治療が進められている。特に新薬の開発スピードは目覚ましく、ここのがん細胞の増殖に関わる遺伝子や分子(たんぱく質)に標的を定めて働きを抑える分子標的薬が次々と誕生し、一人ひとりに合った治療が選択できるようになった。「ふじ養生クリニック福岡」では、薬と体の相互作用である“薬理”に基づいたエビデンス(医学的根拠)のある治療によって、がん患者の生存率向上に貢献する。
「がん治療に携わって20年、このクリニックを開院して10年になりますが、長い経験と知識を元に患者さんの病状を見極めてここに合った薬を選んでいます。当院には『もう治療法がない』と言われた患者さんも多く来院しますが、私は“薬の数だけ治療がある”と考えているため『治療法がありません』とは断言しません。実際に余命2~3ヵ月と宣言された方でも3年、5年と元気に暮らしている方もいらっしゃいます。ここ1年の間だけでも世界中では数十種類の分子標的薬が開発され、当院でもそれらを用いることでより幅広い治療が選択できるようになりました。免疫療法の分野からは免疫賦活剤(免疫を活性化する薬)等を使用し、患者さんの症状や要望にきめ細かく対応しています」。
がんの薬物療法というと、脱毛や吐き気などの副作用のイメージが持たれがちだが、同クリニックでは「体にやさしいがん治療」をコンセプトに掲げ、心身への負担を抑えた治療を実践している。その主たるものが、低用量抗がん剤治療と分子標的薬療法だ。前者は「休眠療法」とも言われ、一人ひとりのライフスタイルや体力、血液検査データに基づいて抗がん剤の量やスケジュールを調整することで副作用を最小限に抑えながら治療にあたる。
「そもそも抗がん剤の役割は何かと言うと、がん細胞を破壊すること。この時にがん細胞だけでなく正常な細胞も破壊してしまうことで副作用を起こしてしまいます。ただしどの細胞も壊すのかというとそうではなく、抗がん剤はがん細胞といった分裂スピードが速いものに効果を発揮する特性があります。そのため毛根の細胞のように次々と分裂する細胞が破壊されてしまうので、髪の毛が抜けてしまうのです。初診の際、患者さんにはそのような抗がん剤の仕組みや副作用の原因について必ずお話しして、ご自分の病状や治療内容に納得してもらうことを心がけています。がんに打ち勝つためにモチベーションも欠かせません。疑問や不安を取り除き、安心して笑顔で治療に臨んでもらっています」。
患者さんのことを第一に考えた治療を実践する藤本院長。時には別の医療機関での標準治療を提案したり、在宅治療に対応したりするケースもあるという。「患者さんの中には『手術はしたくないから薬だけで治してほしい』という方もいらっしゃいますが、病状によっては手術や放射線治療といった標準治療をすすめることもあります。自分の医療を押し付けるのではなく他の医療機関とも連携を図り、その患者さんにとって最善な治療を提案することが私の務めです。通院が難しい方には在宅で治療を行うこともあります。安心を提供して“諦めない治療”のお手伝いが出来れば幸いです」。
ふじ養生クリニック福岡
院長 藤本 勝洋先生
平成4年福岡大学医学部医学科卒業。福岡大学病院第2内科入局。平成10年名古屋市立大学大学院医学研究科修了。平成11年医学博士号取得。福岡大学病院第4内科入局。平成24年ふじ養生クリニック福岡を開院
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Hospital Data
ふじ養生クリニック福岡
[診療科目] がん治療、内科一般
[住所] 福岡市博多区博多駅前3-7-34 第2博多クリエイトビル3階
[電話] 092-409-1345