【オマール海老が香るスタイリッシュなラボ】 仏料理命のスープを美味しく食べるための麺
人気フランス料理店で修業した安藤寛さんが、早良区野芥の国道263号線沿いに4月中旬オープンした「麺」と「スープ」の店。安藤さんがフランス料理で培ったスープをとる技術は、鶏や牛、魚からとる「フォン(ダシ)」や「ブイヨン(肉と香味野菜からとるスープのベースとなるダシ)」など、時間をかけて旨味を引き出す伝統的なもの。「日本料理と同じように、フランス料理もお出汁を大事にしています。フュメ・ド・ポワソン(=魚介ダシ)は日本のカツオ出汁と考え方は同じです。フランス料理の醍醐味であるお出汁をきちんと取る技術で料理を提供したい、そして次世代に継承したいと思い、この店を開きました。街中でお店をすると、自分のしたいことよりも優先しなければいけないことが多くなりそうで、郊外を敢えて選びました。おかげでいろんなことがやれそうです」と安藤さん。
ステンレスのテーブルがラボ感を醸し出し、伊万里焼や作家モノなどこだわりの器で料理を提供する。器にフタがついているのも、開けた瞬間の香りを楽しんでほしいから。さらに1杯で味変が楽しめる工夫など、手間を惜しまず存分に味わってほしいという工夫が細部にまで行き渡る。だからこそ、ひと言で「ラーメン店」とは言えない店なのだ。時間に余裕をもって訪れて、安藤さんの命のスープをじっくり味わって。
めんとスープ Ando Noodle Gastronomic
福岡市早良区野芥3-14-17
チェリーハウス101
[TEL]092-863-1755
[営]12:00〜16:00/18:00〜OS20:30
(日曜〜15:30)
[休]木曜
[席]6席
[P]なし
カード/不可
[instagram]@mentosoupe