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サケノバ北九州vol.5 あの会社の飲み会

もしかしたら「飲み会」のシチュエーションで一番多いのは「職場の仲間と飲む」ではないだろうか。仕事終わりの一杯は、日々の疲れを癒やし、明日への活力を養う大切な時間。それだけに、選ばれるお店は必然的に「いいお店」が多いはず。そこで今回は、八幡西区陣原に本社を置く総合不動産会社「グローバルマーケット」さんオススメのお店をピックアップ。まちの情報を知り尽くす業界のみなさんが、日頃どんなところで飲んでいるのか「飲み会」に潜入してきました。

飲んで語らえば心が「晴れる」
黒崎のまちを元気にする居酒屋


会社の行事から日々の飲み会まで、「グローバルマーケット」の皆さんが頻繁に訪れている黒崎の人気店「居酒屋 晴レル家」は、オーナーの荒木さんが同じく黒崎で営業する「ろばたの絆(いきずな)」の二号店として10年前にオープンしたお店。祖父が寿司屋、父が魚屋という環境で育った荒木さんは、15歳で料理の道に入り、東京や金沢の割烹で修行した後、23歳で帰郷。当時黒崎で一番の繁盛店だった炉端焼きの店で 5年間修行し、同店の閉店と共に独立した。八幡出身の荒木さんが黒崎で独立したのは、自分が若い頃に遊んだまちを元気にしたいという思いがあったから。

晴レル家のある場所は、10年前までほとんど店のない寂しい通りだった。そこで荒木さんは、自分の店だけでなく、通りの空き店舗全てのシャッターをキレイにしたのだそうだ。そうすることで次第に出店する人が増え、晴レル家の来客数も増えていったという。「昔は黒崎と言えば小倉よりも賑わっていました。その頃のようにとはいきませんが、パパが育ったのはこんなまちだよと子どもたちに誇れるようにしたいじゃないですか」。 和食から一転、居酒屋へ転向したのにも理由がある。厳しい修行時代に訪れた居酒屋で、働いている人やゲストの笑顔を目の当たりにしたからだ。高級な料理や厳かな空間がなくとも、気のおけない仲間との食事はおいしくて楽しい。「自分が本当にやりたい仕事はこれかもしれない」そう思ったという。

そんな荒木さんが目指すのは「仕事の愚痴や悩みがあっても最後は笑顔で帰ってもらえる」お店。でんでん太鼓や拍子木を使った呼び鈴をはじめとするユーモアたっぷりのサービスを提供するのも、スタッフとゲストの間にコミュニケーションが生まれ、ゲスト同士の会話も弾む、そんな店づくりを大切にしているからだ。会計時に「えっ今日全部で5000円?安っ!」なんて口にするゲストが多いのは、お金で買えない価値を感じているからだろう。でんでんでーん♪店のあちこちからリズミカルな太鼓の音が聞こえ、元気に返事をするスタッフの声が響く。グローバルマーケットの創業メンバーの一人でもある小田切さんは、「晴レル家と当社は、オープンがほぼ同時期なんです。だからなのか、この店が頑張っているのをみると、自分たちも頑張らなきゃと思うんですよ」と、店の名物である「鶏唐」を頬張りながら、満面の笑顔で語った。

居魚屋 晴レル家

住所:北九州市八幡西区黒崎2-8-16
TEL:093-641-5022
営業時間:18:00~23:00 OS (金・土・祝前日~24:00 OS)
定休日: 不定休
席数:120席
駐車場:なし(近隣にコインパークあり)

ボルクバレット北九州の
オフィシャル居酒屋がオープン


昨年末、八幡西区則松にオープンした『アガリヤ』は、県内初のプロフットサルチーム『ボルクバレット北九州』が運営する飲食1号店。昼は丼物中心のランチセット、夜はモツ鍋から定番まで幅広いメニューが揃う居酒屋スタイル。店内には選手のサイン入りユニフォームが飾られ、ファンには堪らない空間となっている。2019年より『グローバルマーケット』がオフィシャルスポンサーに加わった事もあり、この日は同店で懇親会が開かれていた。
バーを始めて15年。それ以前は30年間、古着の仕事をしていた古野さんは「こっちもあと15年は頑張らな」と笑う。
「海外の映画で、瓶ビールを飲む仕草がカッコ良かったから」生ビールは置いていない。
世界の瓶ビールを片手に自家製ピザをつまむのが、ここでの定番だ。

ボルクバレット北九州の運営会社の理事も兼任する中村選手と、スペインリーグ1部のキャプテンを経て移籍してきたウーゴ選手、スペイン4大クラブの出身で2016年3月に監督に就任した馬場さんが駆けつけてくれ、全員で乾杯!(チームの皆さんはアルコール厳禁なので烏龍茶です)。同チームは2006年に『ボルク北九州』として県のフットサルリーグに参戦し、2009年度〜2013年度の『九州リーグ1部』での5年連続優勝が評価され、2018年に『ボルクバレット北九州』として『Fリーグ・ディビジョン2』に昇格した最も勢いのあるフットサルチーム。2018/2019シーズンはF2で3位を記録し、現在は6月に開幕する新シーズンの優勝とF1昇格を目指して活動中。馬場監督曰く同チームの魅力は「とにかく真面目なところ」。働きながら週6回の厳しい練習を行い、休日は地元のイベント等に参加し、地域貢献に努めている。それもこれも、日本で最高峰の興行を地元の人々に届けたいという強い想いがあるからだ。

「我々は既に多くのファンを持つチームとは違い、始まったばかりの若いチームです。だからこそ1回の試合がクラブやチームの活動に大きな影響を与えます。大切なのは1球1球心を込めること。技術だけでは点は入らない。練習や試合に慣れずに、心を込めて、心を掴む。地域の方々に応援したいと思ってもらえるチームを目指したいと思います」と監督。「とにかく一度観にきて欲しいです」と中村選手も意気込む。それを受けて「我々も社をあげて応援に駆けつけます。一緒に北九州を盛り上げましょう!」とグローバルマーケットの皆さん。お互いにガッチリ熱い握手が交わされ、賑やかな夜は続いた。

デリカ&ダイニング アガリヤ

住所:北九州市八幡西区則松7-22-10
TEL:093-641-6993
営業時間:11:00~15:00 17:30~22:00
定休日: 無休
席数:98席
駐車場:あり

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