Fuku Spo – アビスパ福岡/城後 寿
城後 寿(Jogo Hisashi)・フォワード 背番号10
新監督の求めるサッカーを理解してプレーする。
練習スタートから1週間ほどで2回の体力測定が行われたということは、走力を含めたサッカーをファビオ・ペッキア新監督はやりそうだなという印象があります。不安もありますが、ワクワクする部分とやってやるぞ、やらなきゃいけないという強い気持ちが僕の中にあります。
まだ始まって少ない時間ですが、DFラインを高く設定して前線からプレッシャーをかける練習をすでにやっていますので、そうした守備からボールを奪い、早くシュートまでつなげることがひとつの狙いだと思います。それができれば理想のサッカーになる。言葉にするほど簡単ではないので、それを実現するためにペッキア新監督の求めるサッカーを理解してプレーする必要があります。選手の意思統一をしっかりしないとうまくいかないと思うので、みんなで共通意識、共通理解の下でプレーすることが大事にしていきたいですね。
今季はチームの中で2番目に年上となるので、多くのファンやサポーターからこれまで以上にプレーの質や影響力を見られると思います。昨季までいた駒野友一さんや山瀬功治さんは練習から一切手を抜くことなく取り組まれていて、そんな姿を見て、僕ももっとやらなきゃいけないという刺激を受けていました。今季は僕がそうした立場になるので、若い選手たちから見られていることを意識しながらサッカーに取り組みたいと思いますが、今までと大きく変わることはありませんよ。
結果を出すことで、新たなことが見えてくる。
ペッキア新監督から求められるプレーがあると思いますが、始まったばかりなのでまだわかりません。(取材日1月17日)これまでは守備的MFをはじめ、いろんなポジションでプレーしてきましたが、FWで勝負したいとずっと思ってきました。今季、FWとして1年間勝負させてもらえるなら結果を出せる自信があります。FWでプレーし続けるためにも、結果を出し続けていかないとチャンスはもらえないと思っています。結果を出すことで、新たなことが見えてくると思いますし、それが進化につながると思います。とにかくゴールという結果を求めていきたいですね。守備的MFや攻撃的MFだけでなく、右サイドバックでもプレーした経験がるので、そうしたポジションの選手がパスを出す相手として最初に見るのはFWです。FW以外のポジションをやっている時に、FWに求める動きがありました。また、サイドバックとして相手FWと対峙している時には、どんな動きをすれば相手が嫌がるのかを学びました。だからこそ、今はFWとしていろんなバリエーションの動き方、パスの受け方ができていると思います。動き方、クロスへの入り方などで相手のマークを外す動きは、いろんなポジションを経験してきたからこそ進化した部分だと思います。まだまだ進化できると思いますので、プレーの幅をもっと広げるためにも意識してこれからも取り組んでいきたいです。 今季、より進化させたいのは試合で2~3回来るチャンスを1回は物にすることです。すべてをミスしたらもうパスが来ないと思うので、確実に1本はゴールにつなげられるようにしたい。そうすることで継続したチャンスにつながると思いますし、チームメートにも信頼されると思います。僕は一人でゴールを奪える選手ではなく、チームメートが良いパスを出してくれるからゴールを奪えるんです。だから、チームメートとの意思疎通や動き出しをより進化させていきたいと思います。
応援が後押しになる。去年の悔しさを今季にぶつける。
今季はやるしかない。それだけです。昨季はプレーオフ圏内の6位にいながら、最終戦で引き分けたためにプレーオフ進出を逃してしまうという悔しい思いをしました。新年を迎えても、その悔しさでモヤモヤしている気持ちがあるので、今季はJ1に昇格してサポーターのみなさんと一緒に喜びを分かち合い、みんなが笑顔で終われるシーズンにしたいと思います。そのために、サポーターのみなさんをはじめ、チームメート、クラブスタッフなどと力を合わせてがんばっていきたいと思います。今季はペッキア新監督を迎え、新たなサッカーになると思いますが、これまでと変わらない熱い応援をよろしくお願いします!
編集部からのおまけ質問「行きつけの店、教えてください!」
これから行きつけにしたいなぁと思っている店は「KATAOSA COFFEE」(福岡市東区・御島崎団地)です。最初に行った時は持ち帰りで飲みましたが美味しかったですよ。コーヒーは好きなんですが、実はあまり味はわからないです(笑)。でも濃いコーヒーが好みなので、そんな僕には合っていましたね。サンドウィッチが好きなので、次回はフードメニューにあったホットサンドも注文してみたいです。