【福岡百景・九州絶景】vol.4_魚見公園展望台(福岡県芦屋町)
遠賀川の河口近くの高台にある魚見公園の展望台は芦屋港や芦屋海岸を眼下に望み、夕刻には響灘に沈む夕陽の絶景が広がる。
魚見公園から海岸線に沿って伸びる「なみかけ遊歩道」を進んでいくと、堂山と呼ばれる島が出現する。
明治時代、この島の地下から三百数十基の石塔が出土。壇ノ浦の合戦後、平家一門の追悼のため落人たちがひそかに祀ったものという説や、平家方の大将軍・山鹿秀遠が率いた山鹿水軍の遺族が供養のため造立したとする説などがあり、果てしなく広がる空と海の向こうに千年の時を超えた歴史浪漫を感じることができる。