【福岡百景・九州絶景】vol.8_立花山(福岡市・新宮町・久山町)
福岡市東区、糟屋郡新宮町・久山町にまたがる標高367mの立花山は、西鉄「下原」バス停にほど近い登山口から30~40分程度で山頂に到達できる、絶好の軽登山スポットだ。
南北朝時代から戦国時代にかけて、この地には山城(立花城)が築かれており、1586(天正14)年、立花統虎(むねとら/のちの宗茂)が九州征覇のため北上してきた島津氏とこの地で戦い守り抜き、のちに豊臣秀吉から柳川の城主に抜擢されたという逸話が残っている。
黒田長政の入国後、立花城は廃城となりその形跡は残されていないが、福博の市街地や博多湾が眼下に広がる眺望を目の当たりにすると、かつてこの場所に城があったことが至極当然のことだと思えてくる。
自然林の登山道
立花山と尾根続きの三日月山(標高272m)の山頂