【美味本 Oishinbon 2023】木に包まれた和モダン空間で 季節を感じる旬の魚料理を | 江藤家
| 中央区大宮 | 和食 |
江藤家
えとうけ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
木に包まれた和モダン空間で
季節を感じる旬の魚料理を
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白木のカウンターで職人の技にふれる / 星野村の銀杏の木で作られたカウンターは、毎月1日にスタッフ総出で磨いて美しさを守っている。
職人たちの技、生簀の魚…
臨場感も楽しむカウンター席
平尾駅から徒歩5分の住宅街。木に包まれ和の風情をまといながらもスタイリッシュな『江藤家』の外観が際立っている。石畳のアプローチを進み、暖簾をくぐると和モダンの落ち着いた空間。神社仏閣の建築や補修に携わる宮大工の手によって造られた美しい世界が広がる。
カウンターの内側にある板場で迎えてくれるのは店主・江藤好宏さんを中心とした職人たち。江藤さんとの会話を楽しんだり職人たちの仕事を見たいのならぜひカウンター席をお願いしよう。全長8mの白木のカウンターは福岡県星野村の銀杏の木を使ったもの。やわらかな手触りの無垢材に触れると心がおだやかになる。椅子は、(2021年10月の)開店17周年を記念して新調された桜の木を使った特製。座り心地がよく長い時間座っても疲れにくいのでお客さんの評判も高く、江藤さんとの会話もより弾んでいるそうだ。
板場の後ろにあるのは大きな生簀。左にアラ、中央に伊勢海老、左に本カワハギなどが泳ぐ。生簀から取り出した魚が目の前でさばかれ、美しい一皿になる流れを見ることができるのはカウンター席の特権。目の前の包丁さばきに今度は心が踊る。アラは「対馬と壱岐の間にある瀬で獲れたものを漁師から直接仕入れています。身が傷まないように、一本釣りで手釣りのアラなんです」とのこと。毎年10〜3月の間には、刺身、塩焼き、唐揚げ、しゃぶしゃぶなどでアラを味わい尽くす『アラコース』を求めて訪れる全国のファンも多い。
生簀の中の魚だけではなく、すべての素材は毎朝長浜市場から仕入れるなど江藤さんが吟味したもの。その時に一番の旬の素材を使い、季節の味わいを楽しめる料理を、昼のコース5500円〜、夜のコース16500円〜で提供している。厳選されたお酒と一緒に楽しみたい。また、好みの食べ方があれば、お願いすることもOK。例えば伊勢海老は定番の刺身や味噌汁の他にも、塩焼き、マヨネーズ焼きなどをつくっていただくこともできる。
特別な日の会食に利用したい
洗練された2階の個室
板場の臨場感を感じられる1階のカウンター席とテーブル席から一転。2階はまわりを気にしなくてもいいプライベートな個室が用意されている。掘りごたつ席とテーブル席の2つのタイプがあり、大切な人と心置きなく過ごしたい時、特別な日、大事なおもてなし、お祝い事など、様々なシチュエーションで利用しやすい。極上の料理の味わいも洗練された空間も会話を盛り上げ、和やかな会を後押ししてくれるはずだ。
心踊らせてくれる数々の料理の後の〆は、自家製明太子と高菜の油炒め(どちらも持帰り可)が添えられるごはんが定番。しかし、お願いすればお茶漬けやなんとカレーにすることもできる。和食の店ではあるが、懐はとても深い。この道30年の江藤さんの一番の信条、それは「お客様に喜んでいただきたい」なのだ。
SHOP INFORMATION ーーーーーーーーーーーー
江藤家 えとうけ
[所]福岡市中央区大宮2-4-30
[☎]092-523-0301
[営]11:30〜14:00/17:30〜23:00 ※予約制
[休]日曜
[HP]https://fbn3300.gorp.jp/
※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
※お出かけの際は、新型コロナウィルス感染拡大防止に十分ご留意ください。
▽ふくおかナビストア
https://fukunavi.stores.jp/items/635f7ea7c808a44704d739a1