【ライブレポート】日本最大級の屋内音楽フェス『FUKUOKA MUSIC FES. 2023』@PayPayドーム
▶⑨SUPER BEAVER
拍手を要求する渋谷(Vo.)のかけ声で会場の一体感が最高潮になったところで、〈青い春〉〈ひたむき〉を披露。
「あなたの“楽しい”を35分間守りに来ました」という熱いMCにグッと心を掴まれてから聴く〈irony〉〈名前を呼ぶよ〉〈美しい日〉は、より沁みる気がした。
「俺たちは20歳でメジャーデビューしたけど、落ちて、10年間インディーズでやってきた。ライブハウスに30人も入れられない状況があった」と振り返り、「だから今、あなたと音楽をしに来ました。“あなたたち”じゃない“あなた”と一緒に音楽をしたい」と語った。その後に聴く〈東京〉はきっと誰もが揺さぶられたに違いない。彼らがステージを去ってからも拍手は鳴りやまなかった。
photo : AZUSA TAKADA
◣SET LIST◥
1.青い春
2.ひたむき
3.irony
4.名前を呼ぶよ
5.美しい日
6.東京
▶⑩[Alexandros]
不思議な動画からスタートした[Alexandros]のステージは、強めのスポットライトを浴びながら〈無心拍数〉を1曲目に披露。
「福岡に来たくて堪らなかったです」という川上(Vo.&Gt.)の言葉に観客から拍手が送られ、5曲目に披露した〈ハナウタ〉では、観客たちがスマートフォンのライトを揺らしながら最高のムードに。
そして、彼らの代名詞ともいえるヒット曲〈ワタリドリ〉で、会場のボルテージはMAXに達した。
photo : 渡邉一生
◣SET LIST◥
1.無心拍数
2.Starrrrrrr
3.Girl A
4.どーでもいいから
5.ハナウタ
6.閃光
7.ワタリドリ
▶⑪sumika
片岡(Vo.&Gt.)の「本気のリハーサル行きまーす」という声で、リハーサルにもかかわらず観客たちはノリノリに。
テーマパークのようなカラフルな照明に包まれて再び登場した彼らは、〈Lovers〉からスタート。
「疲れてきていると思うので、この呪文をかけたいと思いまーす!」と、3曲目の〈ふっかつのじゅもん〉へ。呪文が効いたのか、開演から8時間以上経過しているにも関わらず、会場はよりエネルギッシュに。
7曲目に披露した〈透明〉では一気に静まったが、ラストは〈Shake&Shake〉で再び会場が湧かせた。
◣SET LIST◥
1.Lovers
2.Flower
3.ふっかつのじゅもん
4.グライダースライダー
5.Babel
6.透明
7.Shake & Shake
▶⑫WANIMA
今回のフェスを締めくくるトリは、WANIMA。
「WANIMAのライブには予習も復習もいらんよ~」と、会場にいる全観客に呼びかけ、〈Hey Lady〉からギア全開で盛り上げる。
「こんな素敵な夜を、辛い日が超えませんように」と感動的なメッセージを残して〈離れていても〉を披露。
「お目当てのアーティストはバラバラかもしれないけど、この瞬間を楽しみたいという心を1つにしよう」と、ラスト〈ともに〉へ。間違いなくトリにふさわしいステージで、会場が1つになった瞬間をみた。
photo : 渡邉一生
◣SET LIST◥
1.Hey Lady
2.HOPE
3.Japanese Pride
4.雨あがり
5.眩光
6.離れていても
7.いいから
8.BIG UP
9.ともに
アーティストコラボ飯
出演アーティストとのコラボ飯も、このフェスならでは。来年はどんなメニューが出るかな…?
最高の盛り上がりを見せた『FUKUOKA MUSIC FES. 2023』は幕を下ろしたが、来年の開催も既に楽しみだ。
FUKUOKA MUSIC FES. 2023
2023.1.28[SAT] @福岡PayPayドーム