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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/板東湧梧

板東湧梧(Bandoh Yugo・背番号50) 

後半戦の活躍で信頼度UP!

開幕ローテーション入りへ

オフシーズンを転機に。

 

先発陣の相次ぐ離脱を受け、8月に1軍に合流。

先発の一角に入り、優勝争いを繰り広げるチームの危機を救った。

その難局にも、4年目で過去最高成績を収めた坂東湧梧

1年間通しての先発ローテ入りを目指す来季に向けて、思うこととは。


悔しさと成長を感じた2022年メンタル強化で一回り成長

 

今季は、リーグ優勝ができず悔しい思いをしたと同時に、個人としても先発ローテーションを目指していながら途中で2軍落ちを経験するなど、悔しさの残るシーズンとなりました。

 

ただ、自分には2軍に落ちたことが、さまざまな面を一から見直す機会にもなりました。気持ち的にも「やるしかない」という思いは強く、がむしゃらでしたね。体の使い方(フォーム)も見直した点の一つで、自分で試行錯誤するだけでなく、2軍で武田(翔太)さんに相談して、アドバイスを受けたこともありました。もう一つ新たに始めたのがメディテーション(瞑想)です。打たれた時はめちゃくちゃ動揺するんですが、その気持ちを長引かせないことが大事ですし、試合中の気持ちもコントロールできなくちゃいけない。僕は準備でほとんどの結果が決まると思っているので、日常的にできる準備として始めました。もしかしたら、これが一番効果の高い取り組みかもしれないと、感じていますね。

 

実際に、メンタルの重要性を再確認したのは、ポストシーズンです。調子は悪くないのに、うまくいかない時の思考をしていたことに、終わってから気が付いたんです。技術があることはもちろん大事なんですが、大一番では精神状態がもろに出てしまう。それが経験できたことも今年の財産ですね。

 

後半は一軍のローテーションに入って、全力でできることをやってきた結果、通用すると実感できる瞬間がありました。特に先発で1勝できたことがすごく自信になっています。調子の悪い時に勝利投手になれた試合もあったし、完封できたし、このまま1年間戦えれば…という希望も感じました。一方で、今の実力、特にこのメンタルと体力では1年間戦いきるのが難しいこともわかっています。スケールアップは絶対ですね。

 

レジェンドの自主トレに初参戦。開幕からのフル回転を誓う

 

秋季キャンプは体力強化を一番に掲げ、技術面ではカットボールの質の向上を目指しました。さらに、1月には和田(毅)さんの自主トレに初参加します。和田さんは先発のスペシャリストとして文句なしの存在。来シーズン先発をすると考えた時に、レジェンドがどんな練習をしているのか教えてもらいたいと思って参加を決意しました。これまでは自分のペースで自主トレをしてきたので、人のトレーニングについていくことが僕に取ってはチャレンジです。妥協できない状況を作って、来季に備えたいと思います。

 

松田(宣浩)さんや明石(健志)さんというホークスの顔がいなくなった今、ますます競争は激しくなると思いますが、勝ち抜いて「板東出てきたな」と思わせたいですね。そしていつか球界を代表するような、沢村賞を獲れるような選手になりたいと思います。5年目の来年は、先発ローテを開幕から勝ち取ることを大前提に、2桁勝利をあげられるよう頑張ります。応援、よろしくお願い致します。

 

プライベートに迫るQ&A

Q.福岡で好きな場所

大濠公園が好きで、時々散歩したり、浮島に立ち寄ってボ〜ッとしたりしています。大きな池や自然を見ると落ち着きますね。

 

Q.好きな福岡グルメは?

最近、うどんが好きになって、ちょくちょく食べに行っています。徳島出身なので讃岐派だったんですが、最近は福岡のコシのないうどんが美味しいな〜と。福岡県民になった証拠ですかね?(笑)あとはもつ鍋も美味しいですよね。断然、醤油派です!

〈PROFILE〉

板東湧梧

投手 右投げ/右打ち

背番号50

生年月日 1995年12月27㊐

身長 182㎝  体重 76kg

出身地 徳島県

2018年にドラフト4位でホークスに入団。2年目に1軍初登板、初勝利を挙げるも後半は右肘痛で手術を経験。今季は8月に1軍に合流すると、先発ローテーションとして活躍。初完投、初完封のほか、勝利数、投球回数ともに自己最多を記録した。

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