【福岡百景・九州絶景】vol.9_筑後吉井駅(うきは市)
JR久大本線・筑後吉井駅。
プラットフォームをつなぐ跨線橋（こせんきょう）からは、一直線に延びる線路、そして彼方に広がる空と山並みが一望できる。
現うきは市の吉井地区は、江戸時代に有馬藩の城下町久留米と天領日田を結ぶ筑後街道の宿場町として栄え、酒、油、櫨蝋（はぜろう）といった農産物加工品の製造も盛んに行われた。
現在でも筑後街道（国道210号）の街路沿いには、漆喰塗の白壁を特徴とする土蔵造りの商家跡が連なる町並みが見られ、1996年には国が定める文化財の一つである「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
JR久留米駅から普通列車で40分ほど
土蔵造りを模した筑後吉井駅の駅舎
土蔵造りの商家跡が連なる町並み