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【筑後市】アート作品の中で寝泊まりできる至福の宿泊施設『MEIJIKAN』

【筑後市ってどんなところ??】

福岡県の南西部、筑後平野の中央に位置する田園都市。北は久留米市、東は八女市、南はみやま市、西は大木町に接しています。鉄道は、JR九州の九州新幹線と鹿児島本線が南北に走り、鹿児島本線で福岡市まで約45分で移動が可能。また、日本有数の炭酸含有量を誇る船小屋温泉郷、矢部川、恋木神社など自然資源、歴史資源を有しています。

 

今回ご紹介する『MEIJIKAN』は筑後市で100年続く宿泊施設。

…というと古びた趣のある宿を想像しがちだがそうではない。

1階は本屋とカフェの『HAINUZUKA table』、2階はギャラリー&フリースペースの『GALLERY CHIGGO』、3階はサイクルツーリストが自転車を持ち込める客室や最大6名まで利用できるファミリールームなど様々なスタイルに柔軟に対応できる宿泊施設の『4B』、4階は部屋そのものをアート作品にした4つの客室に泊まれる『HOTEL ART IN』と、他にはない先鋭的なつくりになっている。

案内してくれたのは代表の徳永 幸治さん。旅館からビジネスホテルへと変遷していった同ホテルの4代目だ。

普通のビジネスホテルだったMEIJIKANを2017年に現在のカタチへ変貌させた仕掛け人でもある。

もっとも特徴的なのは『HOTEL ART IN』。アート作品の中で寝泊まりできるという発想がとても刺激的だ。

「これからの活躍が期待できる4人のアーティストに実際に滞在してもらい、筑後の文化や風景にインスパイアされたものを作品として部屋に表現してもらいました。アート好きの方にとっては貴重な宿泊体験になると思います」。

 

「夜と旅人の部屋」 アーティスト:田中 千智

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「川床の野」 アーティスト:古賀 義浩

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4人のアーティストはキュレーターと共にセレクト。

それぞれの世界観で統一された部屋は入室した瞬間、浮遊するような多幸感に包まれる。

 

「森の中庭」 アーティスト:瀬戸口 朗子

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「今日の話、明日みる夢」 アーティスト:平川 渚

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1階のHAINUZUKA tableはブック&カフェスペース。

本は大手ではなくあえて九州の出版社のものを集める。

久留米のCOFFE COUNTYのコーヒーを飲みながら自由に閲覧できる本もある。

Amazonや大型書店では巡り合えない出会いに期待できそうだ。

ところどころにたくさんのアート作品が並んでいるので宝物探し気分で店内を見て回るのも楽しい。

気に入れば購入できる作品もある。

11時30分から14時までは地元食材を多用したランチメニューも提供しているので食事を兼ねて出向くのもオススメだ。

2階のギャラリーCHIGGOは個展や企画展、ワークショップも開催できるフリースペース。音楽系のイベントを行うこともある。開催が無いときは常設展示の作品を閲覧できる。

実は近くの九州芸文館で展示会を行うアーティストがこっそり制作にいそしむ秘密の作業場だったりもするそうだ。偶然の驚きの出会いがあるかもしれない。

「筑後のアートカルチャーの発信拠点として、これからもいろんなカタチでアーティストの活動を支援していきたいですね」と徳永さん。

自身の活動を「アート好きが高じただけ」とサラッといわれるが、その熱量はMEIJIKANそのものをアートにしていると感じた。

アート好きな方はコチラへの宿泊自体をテーマにした筑後めぐりの旅を計画してみることをオススメしたい。

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カフェのテーブルの土台は久留米絣の模様を転写したもの。

細部へのこだわりが全体のアート感をさらに押し上げている。

 

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【インスタグラム】@chikukan_official

MEIJIKAN

住所:筑後市山ノ井138-23
電話:0942-52-5353
営業時間:ランチは11:30~14:00
休:なし
P:あり
カード/可

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