【久留米市】全国から馬肉好きが集う馬肉専門店『つる屋』で新鮮生肉馬刺しを!
【久留米市ってどんなところ??】
福岡県南西部に位置し、福岡県第3位の人口(約30万人)を有する、筑後川の恵みに育まれた自然豊かなまちです。九州自動車道と大分・長崎自動車道のクロスポイントにも近く、国道3号ほか5つの国道が通っていて、交通の要衝となっており、ラーメンや焼きとり、日本酒、フルーツなどの多彩なグルメをはじめ、様々な魅力にあふれています。
西鉄久留米駅から徒歩6分ほどの日吉村。戦後の闇市が前身の木造アーケードだ。現在も飲食店を中心に数店舗が営業しており、今回訪れた『つる屋』もその一つ。バリエーション豊かな馬肉料理が人気の専門店だ。
1階にカウンターと座敷、2階もある。
数あるメニューの中でも人気なのが馬刺盛とボリュームたっぷりのさくら鍋。ほとんどの客がこの2つは必ず頼むという。
刺盛は、はつ・ひも(中落カルビ)・赤身・レバーの4種盛。よくある冷凍ものではなく、すべて当日仕入れの生肉なので鮮度がすごい。
とろけるような柔らかさの赤身。
やさしい弾力のある歯ごたえと甘みのある味わいのはつ。
脂身が口当たりまろやかなひも。
レバーは臭みが全くなくぷりぷりの食感がたまらない。これは必食の味わいだ。
つる屋は30年前にオーナーの靏(つる) 宏章さんが屋台でスタート。焼鳥など定番メニューを提供していた。縁があり日吉村に店を構えることになった時に当時やっている店が無かった馬肉専門店を始めた。それから25年、刺盛やさくら鍋のうまさが評判を呼び、今では関東や関西方面からの客も多いそうだ。
つる屋はこども食堂としての顔も持つ。
実践空手の師範でもある靏さんは、警察関係者からの依頼で薬物常習者の更生の手伝いをしてきた。その活動なかで貧困家庭の子どもたちがその日食べるものもない状況をまのあたりし、そうした子どもたちがお腹いっぱいになる居場所作ってあげたいという想いから始めたそうだ。
やがて週末ともなると家庭環境問わずたくさんの子どもたちが集う場所となった。
靏さんの情熱は止まらず昨年には店の前に駄菓子屋をオープン。それまであった店舗の内装や間取りをうまく活かし、昭和のイメージで子どもたちの社交場を作り上げた。
店名はつる屋の正面にあるから『駄菓子屋まえ』。商売ではなく子どもたちが安全に遊べる場所を作ってあげたかったそうだ。
だから値段も子どもには消費税を省き10円単位で販売。その方が子どもが計算しやすいからだ。駄菓子屋は奥さんが店番をし「店の敷居を踏んではだめ」「計算はそろばんでする」など古き良きスタイルを子どもたちへ伝えている。日々ここへ通うことが子どもたちにとっての社会勉強になっているのだ。
馬肉専門店と昭和の駄菓子屋。この2つの異なるものの並びに不思議と違和感がない。日吉村のゆっくりとした雰囲気と靏さんの熱い人柄がそうさせているのだろう。古びたアーケードが子どもたちの笑い声で活気を帯びていっているように感じた。
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つる屋
住所:久留米市日吉町26-23
電話:0942-39-6768
営業:17:30~OS23:00
定休:月
P:なし
カード/可