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【久留米市】ここはワイン天国?旬のフルーツのできたてワインで乾杯!『巨峰ワイナリー』

【久留米市ってどんなところ??】

福岡県南西部に位置し、福岡県第3位の人口(約30万人)を有する、筑後川の恵みに育まれた自然豊かなまちです。九州自動車道と大分・長崎自動車道のクロスポイントにも近く、国道3号ほか5つの国道が通っていて、交通の要衝となっており、ラーメンや焼きとり、日本酒、フルーツなどの多彩なグルメをはじめ、様々な魅力にあふれています。

 

耳納連山の自然の恵みに溢れる久留米市東部のまち田主丸。四季折々の美しい風景を楽しみに定期的に訪れる人も多い。そんな田主丸町、実は巨峰栽培の発祥の地であることをご存じだろうか。その地で1972年に初めて巨峰100%のワイン作りに成功し、今も作り続けているのが今回訪れた『巨峰ワイナリー』だ。巨峰の栽培から収穫、醸造から瓶詰、販売まですべて施設内で行っている。

お話をお伺いしたのは株式会社巨峰ワインの相良さん。朝倉市出身で今年で勤続24年目。製造も広報も手掛けるゼネラリスト!今回はワインの製造工程からおすすめの一本まで、みっちり案内していただいた。

 

 

まず見せていただいたのは醸造中のタンク。巨峰以外にも地元で収穫されたいちご、桃、ブルーベリー、柿、キウイなどを使ったワインを作っている。タンクは大小さまざまサイズ違いで20本ほどあり、その年の収穫量に合わせてよりおいしくできるサイズで作りわけているそうだ。

葡萄のみであれば8、9月が仕込みの時期だがここでは季節ごとの果物を使うので年中稼働している。今はキウイのワインを醸造中。基本的にすべて食用の果物を使うので、できあがったワインは酸味が少なく特に和食によく合う味わいになるらしい。

 

 

施設内にはワイナリーの歴史を紐解くたくさんの資料が展示された地下貯蔵庫があり自由に見学ができる。

ちょっと異世界に入り込んでいくような雰囲気の入り口。

まずは入ってすぐにあるのは昔の搾り機。手作業で絞った汁を斜面に置いた竹に流し込んで工程を進めていたらしい。その他、創業の歴史から巨峰栽培の歴史までパネル展示されており見どころが多い。

地下に潜っていくと西洋の城のような通路が続く。

地面を掘り下げ岩壁で固められたこの空間は、自然に年間通して15度前後に保たれており、ワインの貯蔵に最適な空間。この中に貴重な醸造第1号のワインを含め各年度のものが貯蔵されているのだ。

さらに奥に進むと広々とした空間が!もともとはここをスペインのバルのようにしたかったらしいが消法などの問題で断念。現在はフランスの醸造樽など海外の製造機器を展示している。

 

 

貯蔵庫を抜けると目の前には葡萄畑が広がるなんとも牧歌的な風景が現れる。この心地よさに魅かれてお弁当を持ってハイキングに来る方もいるというのもうなづける。

 

 

葡萄の栽培から始まるワインの一生、最後はおすすめのワインを見せていただきにショップへ!

 

 

まずは人気のフルーツ系ワイン。相良さんのおすすめはすっきりした味わいでほんのり苦みが感じられるあまなつのワイン、あまなつは能古島産のものを使っている。

 

 

こちらが100%自社栽培の葡萄を使ったワイン。

 

 

この『ワインの赤ちゃん』は辛口甘口になる前の白づくりと呼んでいるもの。梅のような酸味があるがとても飲みやすい一品だそうだ。

 

そしてこちらが甘口辛口各種の巨峰ワインシリーズ。

 

 

ショップには試飲用のワインも各種用意されているのでドライバーでない方はぜひお気に入りの一本を見つけてほしい。

 

 

「施設内にはワインにピッタリの料理を楽しめるレストラン「HEURIGE(ホイリゲ)」やバーベキュー場もありますので、お買い物と合わせてぜひご利用ください」と相良さん。

取材後におすすめのワインを買い込み、早速家で飲んでみたがどれもおいしい!特にあまなつワインは相良さんのオススメ通り、すっきり感とさわやかな風味で抜群の一本だった。キンキンに冷やして飲むのがオススメです。ぜひお試しあれ!

 

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巨峰ワイナリー

住所:久留米市田主丸町益生田246-1
電話:0943-72-2382
営業:ショップ 9:00~17:00 レストラン ランチタイム 11:00~OS 15:00 カフェタイム 14:00~OS16:00
定休:年末年始
P:あり
カード/可

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