【広川町】濃厚!抹茶ソフトを味わえる奥八女の行列のできるお茶屋さん『茶の葉堂』
【広川町ってどんなところ???】
福岡県南部に位置する人口約2万人の町で、久留米市・八女市・筑後市と接しています。町の中心部に、九州を縦断する高速道路が通り、広川インターから福岡都市圏まで1時間以内という地の利もあり工業団地が発達。豊かな自然に恵まれイチゴやブドウなどのフルーツをはじめ、ガーベラや菊などの花き、香り高い八女茶が作られています。
県道84号線は広川町の主要道路。道沿いにたくさんの人気店・スポットが立ち並ぶ。今回紹介する『茶の葉堂』もそのひとつ。週末には人気商品を求めてたくさんの人の行列ができる奥八女のお茶屋さんだ。
その人気商品がこれ。『抹茶・ほうじ茶ソフトクリーム』(各380円)。12種のミルクの中から茶葉の旨味を厳選して作っている。
たっぷりのお茶を使ってこの価格。これは週末の大行列ぶりもうなづける。絶品ソフトクリームを堪能した後は店内へ。
店ではお茶や和菓子も販売している。
お茶は一年を通して旬のお茶、その時期に飲むべきお茶を紹介。毎月飲むお茶を変え、その月を新たな気持ちでスタートすることをおすすめしている。今の時期は「花舞茶」。初夏の八十八夜頃に摘んだ吟選茶葉を貯蔵・熟成させ翌年の早春の時期に仕立てたものだ。
花舞茶の後はお茶屋にとって新年度となり「新茶」のシーズンが始まる。
和菓子は常時15種類ほどを販売。『大人の金平糖』は近隣のカフェでも提供されるほどの人気ぶりだ。ここで買った和菓子やソフトクリームを、店頭の茶席に腰掛け奥八女の自然を眺めながらいただくと最高の気分。このロケーション目的のお客さんも多いそうだ。
そんな見どころの多い茶の葉堂。新たに工場が隣接されお茶の製造工程の一部を見学、体験できるようになった。代表の原野 弘典社長に見せていただいた。
「工場では石臼体験とティーパックの製造工程、焙煎工程、お菓子の製造工程を見学できます。」と原野社長。工場に入ってすぐあるのがこちらの石臼。実際に使って粉茶作り体験ができるそうだ。自分で作った粉茶、味わいもひとしおだろう。
こちらの焙煎機はコーヒー用のモノを茶葉用に改良したもの。なんとお客さんが持ち込みした茶葉の焙煎サービスも行うとのこと。貰い物などの古い茶葉が香り立つほうじ茶に生まれ変わる。ぜひ試してみてほしい。
工場内奥も見せていただいたが、お茶の商品化からX線装置を通しての出荷まですべて工場内で完結できる充実の設備だ。社長の細やかなアイデアが活かされ、今後の新しい商品も期待できる様子。特にお菓子の新展開は楽しみにしておきたい。
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昭和30年創業の原野製茶本舗。もともとはお茶専門の卸問屋としてスタートした。その後「これからは直販が大切」と考えた原野社長が現店舗を平成元年にオープン。その2年後には通販も開始。お茶だけではお客さんの購入スパンが長いため、八女茶を使ったお茶菓子を日本で初めて商品化し、和菓子の取り扱い商品を増やしていった。当初からの人気商品の一つが『おちゃまる』だ。
現在では年に2回、新商品を発表。今年からは製造も社内に切り替えられるよう進めている。とにかく挑戦と改革の連続の会社なのだ。商売としてだけではなく、愛する広川町をもっと盛り上げるために!という原野社長の熱い想いがあってこそのものだろう。
敷地内には近隣の農家が自由に野菜を販売できるスペースを設けている。地域の横のつながりを大切にしているのだ。
「もう少し暖かくなったら冷たい新商品をご紹介できるよう準備してますよ」と原野社長。気兼ねなく遠出できるようになった今、奥八女の新緑を楽しみがてら『茶の葉堂』も訪れてほしい。
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原野製茶本舗 『茶の葉堂』
住所:八女郡広川町水原2022-1
電話:0943-32-1776
営業時間:9:00~18:00
休:火曜【5月のみ定休日なし】
P:あり
カード/可