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【福岡麺本2023-vol.12 】普遍的な価値を持つ 郷愁豚骨「福間ラーメン」 で世界を獲る!『福間ラーメン ろくでなし 福津本店』

味玉ラーメン「こってり」900円/豚頭を炊いた「あっさり」のスープに、さらにゲンコツを加えて炊き上げる。鼻腔をくすぐる芳醇な香りがいい。しっかりとした豚骨感、醤油ダレのほのかな甘さが舌をたゆたう

 

 

普遍的な価値を持つ
郷愁豚骨「福間ラーメン」で世界を獲る!

 

巨大な寸胴にゴツゴツと、あふれんばかりに組み上げられた豚骨。芳しい豚骨フレーバーの立つ鍋に顔を近づけて匂いを嗅ぎ、骨が自然にきしむ音に耳を澄ませる。ゆるい構えだがスキのない、いぶし銀の風格で“豚骨と対話”しながらスープを仕上げている職人。この人こそ「福間ラーメン ろくでなし」創業者・中村誠さんである。

同店は2013年にスタートし、ラーメンの猛者が軒を連ねる福岡屈指の激戦区・旧国道3号で10年に渡り勝ち抜いてきた。その人気の理由は大きく2つ。まずは、“猛々しい古の豚骨”に美学を見出した点だ。中村さんは、東京の有名ラーメン店で約13年腕を磨き、系列10店舗近くをみるマネージャーにまでなった人。最先端のラーメンに常にアンテナを張り、作り手としての引き出しも多い。しかし独立するとなった時、最終的に行き着いたのは、奇をてらわないTHE豚骨。豚頭100%でとる「あっさり」、さらにゲンコツを追い骨して炊き込み、程よく熟成させた「こってり」の2本柱を“福間ラーメン”と銘打った。次に、「地域の日常に、とことん寄り添う店」であることが挙げられる。実は福間本店のある界隈は、中村さんが育ったエリアで、開業時に迎えたスタッフもかつての仲間たち。そして物件も、地元の人が集い、中村さん自身も思い入れのある語り草の麺酒場であった場所を選んだ。「あそこに行けば楽しく飲んで、啜れる」。味わいはもちろんのこと、そんなスゥ〜と地域に馴染む肩肘張らない居心地の良さも魅力である。

 

『自分がその時に”最高にうまい”と思える一杯を出したい』

 

「ろくでなし」は現在、福津本店、新宮店、宮若店の3店舗を展開。「10周年を迎え、だいぶ地盤も固まってきました。ラーメンの可能性を広げる多彩なメニュー作りにも一層力を入れていきたいですね」と中村さん。本店の月替わり麺でもお披露目される新味の開発にも余念がない。目指しているのは世界! 福岡ラーメンの新たなブランドとして、豚骨にとどまらない“FUKUMA RAMEN”が世界を席巻する日も近いかもしれない。

 

『ラーメンあっさり』は700円
『焼鳥おまかせ10本』(1,300円)

 

『焼飯』(600円、小サイズ350円)

 

SHOP INFORMATION ーーーーーーーーーーーー

福間ラーメン ろくでなし 福津本店
[所]福岡県福津市中央4-22-30
[☎]0940-36-9525
[営]11:00〜24:00(金・土曜、祝前日〜翌2:00、日祝日〜24:00)※OS各10分前
[休]なし
[HP]https://www.ramen-rokudenashi.com


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
※お出かけの際は、新型コロナウィルス感染拡大防止に十分ご留意ください。

 

 

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