【福岡麺本2023-vol.12 】『唯一無二』の味わいを模索！癒しの泡と力強さの共存 濃厚豚骨！『博多 一成一代』
博多区東比恵
博多 一成一代
■ラーメン 750円
替玉150円。味付玉子120円、チャーシュー200円などのトッピングを加えても美味。丼は特注の有田焼で、保温性が高いオリジナルだ！
豚骨スープをベースにした
ラーメン、そしてアレンジ麺
地下鉄東比恵駅4番出入口。豚骨の香りが漂ってくる方に向かうと数十秒で《博多 一成一代》に到着する。厨房で迎えてくれるのが、“ラーメンをこよなく愛する店主”の高田成人さんだ。物心ついた時からラーメン好きだったという高田さんが、特に好きだったのは濃厚な味わいの豚骨ラーメン。自分好みの唯一無二のラーメンを試行錯誤の上に作り上げ、２０１４年に《博多 一成一代》はスタートした。
特徴的なのはスープの表面をおおうキメの細かい泡。濃厚にしてまろやかな味わいのスープの口当たりを、よりやわらかくしている。このスープは豚の頭骨をメインに、ゲンコツ、背骨などを寸胴鍋で炊きあげたもの。細かな泡は強い火力で炊くことで対流をうながし、乳化することで生まれる。スープがよくからむ麺は、スープに合わせて『製麺屋慶史』に特注した細麺で、「ハリガネ・バリカタ・カタ・ふつう・やわ」から好みの硬さをセレクト。ガツンとくる力強さとともに、ほっとするやさしさをも感じる個性的な濃厚豚骨泡系ラーメンは、開店以来多くのラーメン好きから支持されている。店内の壁には、ラーメンに対する高田さんのこだわりがしっかりと明示され、一杯に込められた想いが伝わってくる。
＼ 当店のこだわり！ ／
まず味わいたいのは高田さんが大切にしている博多ならではの豚骨ラーメンだが、豚骨スープをベースにしたつけ汁を使った『濃厚魚介つけ麺』８８０円や、２０２２年春に登場した豚骨×鶏ガラのWスープを使った『泡系鶏白湯ラーメン』も美味。『泡系鶏白湯ラーメン』は“女性でも食べやすい上品な旨味に秀でた味わい”を目指して考えられたラーメン。クリーミーでマイルドな味わいのスープ、低温調理でやわらかな鶏ムネ肉のチャーシュー、『製麺屋慶史』に特注のもっちりとした中太麺…基本の豚骨ラーメンとは異なる魅力を持つ一杯だ。
ランチタイムは会社員の姿が多く、お得なセットメニューが人気。夜は焼き鳥などのつまみや『ほろ酔いセット』で飲んだ後にラーメンで〆る、ラーメン居酒屋としても楽しめる。「みなさんに感動していただけたり、ほっとしていただける味を提供していきたいですね」と高田さん。高田さんは多くの方々からの『美味しい！』を聞くために、日々寸胴鍋に対峙している。
SHOP INFORMATION ーーーーーーーー
博多 一成一代
［所］福岡市博多区東比恵2-17-23 ローズマンション第1博多1号館
［☎］092-292-7555
［営］11:00〜14:30／17:00〜23:00
（日祝日11:00〜15:00／17:00〜22:00）
［休］不定
［HP］https://hakataisseiichidai.foodre.jp
※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
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