【福岡麺本2023-vol.12 】百年超の物語から生まれる至極の一杯!濃厚&クリーミーな煮込みちゃんぽん『さゆりばぁば亭』
博多区上呉服町
さゆりばぁば亭
百年超の物語から生まれる至極の一杯!
濃厚&クリーミーな煮込みちゃんぽん
ポタージュのようにトロリとした口あたりと濃厚な味わい。でも、くどさはまったく感じない。独自製法で12時間以上炊き上げ豚骨100%でコラーゲンたっぷりのスープは、豆乳も加えられ、コク、まろやか、クリーミーを追求したもの。さらにスープにはたっぷりの具材の旨みもプラスされている。もちもちとした食感の麺は明治創業の老舗麺工房『青木食産』と一緒に作り上げたオリジナルで、濃厚なスープがよくからむ。さらに、特製辛味噌を溶けば一味違った味わいも。
そして、『焼きちゃんぽん』もぜひ食したい一品。素揚げした太麺を使うことで、スープの旨味がしっかりと染み込んだ麺だけでも旨いほどだ。ちゃんぽん、焼きちゃんぽんともにレギュラーサイズの麺は一般的な大盛り程度の180gでボリュームにも大満足できる。
他にはないちゃんぽんの歴史は明治時代にまで遡る。オーナー・勝野宜明さんの祖父母が明治時代に長崎で評判になっていたちゃんぽんを提供する『博多屋』を久留米市で開業。その後、このちゃんぽんは一旦途絶えてしまうが筑紫野市『次郎長』で復活させたのが勝野さんの母・さゆりさんだった。そして16歳から75歳まで55年間に渡って食の道を極めたさゆりさんのもう一つの自慢だったのが唐揚げ。ちゃんぽんと唐揚げは『次郎長』の名物料理となった。さゆりさんの他界後、「母の名前がついたお店で当時の味を復活させたい」と願っていた勝野さんの想いが、2016年に『さゆりばぁば亭』のオープンへとつながった。
一度食べれば忘れられないちゃんぽんと唐揚げの味わいを求め、カウンターのみ9席のお店は連日にぎわっている。醤油ベースの秘伝のタレに24時間以上漬け込んだ“熟成唐揚げ”は、中まで味がしっかりと染み込み、表面はサクッと軽やか。テイクアウトでも大人気だ。
“さゆりばぁば”が料理に注いだ愛情と、明治・大正・昭和・平成・令和に続く歴史が詰まったちゃんぽんをぜひ味わにいってみよう。
\ さゆりばぁばの味でお待ちしています! /
SHOP INFORMATION ーーーーーーーー
さゆりばぁば亭
[所]福岡市博多区上呉服町1-34
[☎]092-272-2772
[営]11:00~17:00
[休]日祝日
[HP]http://sayuri-tei.com
※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
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