トップに
戻る

【福岡グルメ】コースで楽しむごちそう焼鳥『本格焼鳥 経(けい)』

エシカルを目指しておまかせコースに。さまざまな調理法で味わう黒さつま鶏。

 

親戚が営む大阪の寿司店で修業した後『へて』に入社。「彼のセンスと努力が味わえるコースを是非!」と代表の谷脇さんが太鼓判を押す山田駿店長

 

始まりは小さな居酒屋『楽食家 大名へて』。人気焼鳥店『本格焼鳥 大名へて』、『地鶏と西 大名 へて』、そして『焼鳥喫茶(酒場) 大名へて』と、全店舗徒歩30秒圏内に展開しながら店を増やしていった代表の谷脇眞剛さん。多くの人で賑わう焼鳥店の2階にあるのが、隠れ家のような『経』だ。カウンター10席のその店では、小料理と焼鳥のコースが楽しめる。「『経』をオープンしたのが創業10周年の年。”今のところの集大成”です。元々焼鳥屋で修業したので、ゆくゆくは焼鳥屋をしたいと思いながらも、最初は間口の広い居酒屋をオープンしました。2年ごとに店を増やしていきましたが。うちは4店舗、ほぼ正社員で回しています。ありがたいことに長く働いてくれる社員が多く、成長のステップとして、違うステージを用意したくて『経』をオープンさせました」と谷脇さん。『経』店長の山田駿さんは20歳で『大名へて』に入って9年。精悍な顔つきで「美味しい料理つくります」と顔に書いてあるような頼もしさ。

 

『黒さつま鶏熟成もも串入り 串5種』は、モモやズリ、ハツ、セセリに椎茸。黒豚、黒毛和牛に続く黒さつま鶏は、2011年頃から本格的に出荷されるようになった鹿児島の地鶏。旨味成分のイノシン酸が多く、程よい歯ごたえが特徴

 

寿司店のようにシンプルですっきりした店内で、舌が肥えたグルメな人にコースを提供することで、稀少な黒さつま鶏をリーズナブルに提供できる。生産者の思いも含めて仕入れをし、価値あるものを美味しく提供。そして社員が磨いた技術を新たなステージで発揮できる場所づくり。スタッフの成長とともに店も成長する。長く共存共栄できる循環こそがエシカルな店づくりだ。「安く買い叩いて仕入れたもので、価格競争をしていた時代から、今は生産者のことを考えて価値をきちんと伝える飲食店が増えてきたと思います」と谷脇さん。実際店を利用するのは、「『へて』に通ってくれていたお客さんで、年齢を重ねてきて、賑やかな店より落ち着いた雰囲気で美味しいものを楽しみたいと趣向が変化してきた大人の方が多いですね。カウンター席なので、2名様が多いですが、カウンター文化の流行のお陰か、意外に3~4名でもカウンターでいいとおっしゃってくれる方も増えてきています。アラカルトも用意しているので、2軒目利用もできます」。

 

コース1皿目に出される『黒さつま鶏胸肉たたき』。コースは5500円~。アラカルトもオーダーできる

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

本格焼鳥 経

【所】福岡市中央区大名1-10-6 日宝サンセーヌ大名2階
【☎】092-401-1332
【営】17:00~23:00
【休】不定
【席】10席
【P】なし
カード/可、QRコード決済可
【インスタグラム】@kei_yakitori

【掲載雑誌】シティ情報Fukuoka 7月号

> シティ情報Fukuoka 7月号をネットで買う <<

【最新号発売中!】シティ情報Fukuoka 8月号

> シティ情報Fukuoka 8月号をネットで買う <<

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら