トップに
戻る

【神社特集|太宰府天満宮】124年ぶりの『御本殿』大改修に伴い建設された3年間限定の貴重な『仮殿』に参拝しよう。

令和のトップクリエイターが設計した今しか参拝できない貴重な『仮殿』のほか
『神幸式大祭』や『特別受験合格祈願大祭』など
秋の太宰府天満宮は見どころいっぱい!

 

学問・文化芸術・厄除けの神様として知られる太宰府天満宮は、『天神さま』と呼ばれ親しまれる菅原道真公が永久に鎮まる墓所の上に建立された、日本で唯一の『菅聖庿(かんせいびょう)』。全国におよそ一万社あるとされる天満宮の総本宮で、年間約一千万人の参拝者が訪れる聖地である。

 

 

四季を通じてさまざまな神事が行われるなか、11月1日(水)~26日(日)、「菊花展」が天神ひろばにて開催されます。菊を愛でられた道真公の御神霊(おみたま)をお慰めする「菊花展」が、菊愛好者の団体である「秋芳会」により行われ、多くの参拝者が訪れます。また、天神ひろばにて大菊・小菊等の苗・切り花の販売も行われます。さらに、11月15日(水)にはお子様の成長と健康を感謝し、今後ますますの健やかな成長を祈念する祭典「七五三祭」が斎行されます。近年では、当日の15日だけではなく、広く10月から11月にお祝いをされる方も多く見られます。七五三参りのご家族が、この菊を背景に記念撮影を行う姿は、この時季の風物詩ともなっています。

11月はどうぞ「七五三詣」と「菊花展」にお越しくださいますよう心よりお待ちいたしております。

 

そのような同宮では現在、124年ぶりに重要文化財である本殿の大改修が行われている。約3年の改修期間中に参拝所となるのは、本殿の前に建設された『仮殿』。まるで境内に森が出現したかのような、斬新な『仮殿』を設計したのは、日本を代表する建築家・藤本壮介氏。同宮に伝わる『飛梅伝説』から着想を得て、円形の屋根の上には、梅や桜、紅葉や樟、樫、槇などが植えられ、60種類ほどの植物が、四季折々に表情を変え、参拝者を出迎える。『仮殿』のために仕立てられた御帳や几帳は、パリコレなどにも参加する新進気鋭のファッションブランドMame Kurogouchiが担当。いずれも伝統を受け継ぎつつ、未来へつながる革新的なデザインだ。

 

御祭神 菅原道真公(天神さま)に御縁の深い 「25」という数字にちなみ、25年ごとに『式年大祭』を斎行している太宰府天満宮。道真公が薨去(こうきょ)されて1125年の大きな節目に行われる、令和9(2027)年の『式年大祭』に向けた本殿改修中の今だけ参拝することができる『仮殿』は必見

 

境内にはアート作品が10カ所設置されており、『境内美術館』としてアートを体験できる
ライアン・ガンダー「本当にキラキラするけれど何の意味もないもの」
©Ryan Gander, Courtesy of TARO NASU, Photo by Yasushi Ichikawa

 

創建から1100年以上もの間、それぞれの時代で、最先端の文化芸術を発信してきた同宮。「何か新しいことに取り組む際は、常に時代の先端を見据えておられた天神さまに喜んでいただけるかどうかが大切な判断基準になっています」と語るのは、権禰宜・高山さん。この度の『仮殿』建設も、「天神さまに相応しいお住まいを」と考えられたものだそう。これまで、国内外のアーティストを招致したアートプログラムや、『宝物殿』でのエキシビション、『境内美術館』などのアート活動に力を入れてきたのも「もし道真公が現代に生きていらっしゃったら」と、その役割を体現しようと考えているから。

〝変わらないために変わり続ける〞をテーマに、過去・現在・未来をつなぐ、太宰府天満宮―。

 

朱塗りで風格のある入母屋造りの楼門。太鼓橋側から見ると屋根が2層、本殿側から見ると1層という珍しい形。設計は近代神社建築の重鎮・安藤時蔵によるもの。楼門内両側には天神さまを守る随神の姿もみられる

 

年間で11色と季節ごとに色が変わる『おみくじ』は、日本の伝統と先端技術を融合させた「新しい日本の様式への試み」として『新日本様式』100選にも選ばれた

 

本殿の改修完了は、2026年頃を予定。3年間の期間限定となる貴重な『仮殿』を参拝することができる、またとない機会に、訪れてみてはいかがだろうか。

 

太宰府天満宮
住所 太宰府市宰府4-7-1
電話 092-922-8225
時間 参拝自由(社務所9:00~17:00)
アクセス 西鉄太宰府線・太宰府駅 徒歩5分
https://www.dazaifutenmangu.or.jp/

 

SNS運用代行サービス