まるで森の中!天然木の香りが漂う、大きな吹き抜けのある自慢のわが家|サン建築工房(北九州市)
【家づくりの本AWARD2023】
北九州市在住/Nさんの住まい
自分たちの山の木で
自慢のわが家を建てました
小国杉を使った家づくりでお馴染みの
[サン建築工房]が手がけたK邸は、
なんとKさん所有の山の木で建てた家。
木の扱いに慣れた会社だからできた仕事です。
大工だった父も納得する
木組みの家を建てたい
玄関を開けたとたんに天然木の香りがふわり。[サン建築工房]が建てたKさんの住まいは、床から天井までそれはもうびっしりと、美しい材木が使われていた。同社のスタッフから「この家はKさんの山の木で建てたんですよ」と聞いてさらにびっくり。自分が所有する山の木でわが家を建てるとは、なんと贅沢な話だろう。
Kさんご夫妻が家の建て替えを思い立ったのは、今から3、4年ほど前。ある日、奥さまが偶然[サン建築工房]が建てた家の見学会に参加、同社の家の特徴である小国杉をふんだんに使った家を見て「やっぱり木の家っていいなぁ!」と感じたと語る。
「主人の父も大工さんだったので、せっかく建てるなら父も納得するような木組みのちゃんとした家がいい、と思ったんです」と奥さま。さっそく[サン建築工房]に家づくりの相談を持ちかけた。「最近は昔のようにきちんとした木組みの家を建てられる会社が少なくなったけれど、小国杉の家を見て、サン建築工房さんなら安心してお任せできると感じました」とご主人も微笑む。
お孫さんたちが遊びに来ても並んで靴が履けるゆとりの玄関。大容量の靴箱も木を使って造作
漂うのは天然木のいい香り。
まるで森の中にいるかのよう。
吹き抜けからダイニングを見下ろした様子。テーブルも山の木を使って造作した。階段横の大黒柱はご主人のお気に入り
70年前に植えた木を切り出し
天日でじっくり乾燥
「初めはサン建築工房さんが得意な小国杉で家を建てるつもりだったんです。それが色んな話をするうちに、実はうちも山を持っていて、木が育っているはずなんですけどねえ、なんて話になりましてね。じゃあ、せっかくだからその山の木を見せてください、もし状態が良かったら使えるかもしれませんよと、社長さんから提案していただいたんです」。
当時は自分たちが持っていたにも関わらず、どんな状態の山か、どんな種類の木が育っているのかも知らなかったというKさん。[サン建築工房]のスタッフと一緒に英彦山にある土地に行ってみると、そこにはなんと、見事な杉やヒノキが群を成して育っていたのだそう。「これなら十分に家を建てられますよ」と、木の様子を見た大工さんも太鼓判を押してくれたそうだ。そして[サン建築工房]の手配で小石原の製材所や日田の職人と出会い、山の木を伐採したのが2012年の11月のこと。約130本のヒノキと、約30本の杉を切り出し、約3、4カ月かけて天日でじっくりと乾燥させた。
木を扱う仕事に長けた会社だから
山の木を活かすことができました
木目を読み、目立つ場所にはできるだけ節が目立たない木材を使用。収納や部屋を仕切る扉もすべて造作。統一感がある空間に
リビングとつながる和室。手前に見えるテーブルは大工だったご主人のお父様が造ったものだそう
「すべてはサン建築工房さんが木を扱うことに長けた会社だったので実現できたこと。ほったらかしにしていた山の木を、ここの社長が役立ててくれた」とKさんご夫妻はにっこり。切り出した木の中には樹齢70年、直径50cm以上にもなる大きなヒノキもあったのだとか。山の木々もずっと手つかずのままだったら、何かに使われることはなかったかもしれない。時代を経てこうして立派な家となり、きっと喜んでいるのではないだろうか。
対面式のキッチンは2,3人で並んで作業ができる余裕の広さ。カウンターを挟んで奥さまとご主人の会話も弾む
奥さまが育てる観葉植物やランも、
温かい室内で生き生き生長中。
【ランの部屋】
奥さまが以前から手塩にかけて育ててきたランの鉢植え。「この家は、部屋全体が温室のように快適。デリケートなランも生き生きと元気に育っています」とにっこり
OMソーラーの快適性に
観葉植物も生き生き
節がほとんどない美しい大黒柱から、吹き抜けの天井に渡る巨大な梁、床や建具に至るまで、ぜいたくに天然の無垢材を用いたK邸。天日で乾燥させた木は機械で乾燥させたものよりも色艶が美しく、見た目の印象がとても上品だ。こうした木材をはじめ、ドイツの漆喰壁や和紙の壁紙にも調湿機能があり、家全体の空気はつねにさらりと清々しい。森の中みたいに深呼吸したくなる気持ちよさだ。
吹き抜けの窓辺に見事な梁を間近で見られるキャットウォークを設置。お孫さんたちはここに座って遊ぶのが大好きなのだそう
しかも、外ではみぞれが降る寒い日だったにも関わらず、K邸の室内は陽だまりのように暖かい。それは、自然のチカラを活かすOMソーラーを導入しているからなのだそう。太陽光で温めた屋根裏の空気を、押入れのダクトを通して地下へ運び、全室に配分しているのだ。
「だから、冷たくなりがちなキッチンやトイレやお風呂の床もいつもホカホカ。玄関や勝手口以外は、真冬でも全体的に部屋がほんわりと暖かいんですよ」。
OMソーラーによる快適性を喜んでいるのはどうやら人間だけではない様子。育て始めて25年になるベンジャミンの木をはじめ、コーヒーにパキラ、ハイビスカス……奥さまが長年育てている観葉植物やランの鉢植えもこの家に引っ越してから、以前よりも生き生きと生長しているという。「家があったかいからね、木も喜んでいるみたいよ」と奥さま。これからももっと多くの植物がこの快適なK邸で育っていくのだろう。
真冬も暖かく、家のすみずみまで快適。
春のような陽だまりが家族を包みます。
Company Profile
株式会社サン建築工房
太陽の熱を利用したOMソーラーと
自然素材を使った家づくり
太陽熱で床暖房するOMソーラーやエコ住宅に早くから取り組み、地域木材(九州産)と自然素材を使った健康住宅にこだわってきました。ゼロエネ住宅や長期優良住宅も数多く手掛け、流行を追わず経年と共に味わいのある、丈夫で長持ちな家を造ります。
[住所] 福岡県北九州市小倉北区大手町3-1
[電話] 0120-362-732
[施工エリア] 福岡県全域
[設立] 昭和59年11月
[資本金] 2000万円
[従業員数] 12名
[許可・登録] 一級建築士事務所 福岡県知事登録 第1-21025号
一般建設業 福岡県知事許可(般-3)第59760号
宅地建物取引業 福岡県知事許可(9)第10104号
[保証] 住宅瑕疵担保責任保険
住宅あんしん保証 事業者番号0018693
日本住宅保証検査機構
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