【ふくおかアグリライフ】ハロー!ヤンジェネ農家 川崎町 日高さん
ハロー!ヤンジェネ農家vol.3
福岡のネクストジェネレーションな若手就農者
イラスト入りのTシャツにキャップ。
コンプレッションタイツの上にショーツという姿は、農業というよりも釣りかキャンプ好きのスタイル。
「釣り大好き。ほぼ一日中釣りの事考えてます (笑)」
と笑顔で答えてくれたのが今回紹介するヤンジェネ農家の日高さんだ。
日高さんが就農したのは7年前。
それまでは近くの果樹園レストランに勤めていたそうだ。
業務でブドウ作りを続ける中、いつしか自分の畑で作りたいという思いが芽生え就農を決意。
土地探しや各種申請など、仕事を続けながら念入りに準備を進めていった。
年齢的にも後戻りはしたくない。休みはほぼ就農準備にあてるほどの意気込みだったそうだ。
その時から良き相談相手だったのが田川普及指導センターの職員の方々。
今でもことあるごとに会い、アドバイスや支援策の情報などをもらっているそうだ。
「それがなかったら今ごろ農業やめてたかもですね」とのこと。
とにかく頼れる存在らしい。
現在、日高さんの畑では15品種のブドウを育てている。
すべての品種名を教えてもらったが半分以上が初めて聞く名前。
ブドウ作りが楽しすぎて、ついついいろんな種類を育ててみたくなるらしい。
「個人農家の仕事はやるもやらぬも自分次第。
自然相手だから予測できない部分もあるけど、やったらやった分だけリターンがあるのが、農業のやりがいがあるところ。
いろんな品種を試して、この畑の収穫量をもっと増やすことが当面の目標ですね」と日高さん。
その先には農地と人員のさらなる拡大も見据えている。
若い就農者の活躍の場が川崎町に広がるのも遠い話ではないかもしれない。