【糸島の魅力】築200年の古民家が大変身、2つのショップが同居するステキ空間
唐津街道の宿場町の名残がある前原商店街、明治以前に建てられたこの建物は、商店などに転用された後、’22年7月に自家焙煎コーヒーの『サザナミ』とオリジナル革製品の『スカートラ』が入居。真っ白なステキ空間に、カラフルな革製品が並び、コーヒーを焙煎したいい香りが漂う。
手前にあるのは革製品の『スカートラ』。イタリア・フィレンツェで学んだ玉川佳さんがつくる革のカバンや財布、さまざまな素材のリュックやバッグも並ぶ。滋賀県出身の川さんは、東京で結婚した夫の仕事で九州へ。「工房が多いことに魅力を感じて、糸島に来ましたが、『糸島クラフトフェス』で作家さんたちと知り合えました」。
ブランドを立ち上げた頃から仕入れている栃木日光の鹿革の他、糸島ジビエ工房『tracks(ト ラックス)』の鹿革も使用する。「害獣駆除された鹿肉をジビエとして食べるだけでなく、鹿革も利用してステキな製品がつくれたら」と玉川さん。玉川さんの「好き」で作られた製品が誰かの「好き」として愛用される、ステキな循環が生まれる場所を覗いてみよう。
緑の庭を眺めるカフェ空間
コーヒーの芳香に包まれた店舗奥の空間は独学で焙煎を学んだという浦川洸一郎さんの焙煎所兼ショップ『SAZANAMi』だ。緑の庭を眺める椅子とテーブルもあり、ゆっくりと過ぎゆく時まで味わい深い空間だ。イラストレーターでもある浦川さんの絵本「キリンのそばかす」やカレンダー(各1500円)も購入できる。北欧風のタッチがオシャレで、コーヒーバッグの袋やTシャツなど、お土産にしたい商品もあるのでチェックしたい。
コーヒーのお供は、店舗を持たない糸島の和菓子店『香菓(かぐのみ)』の和菓子、毎週木曜に仕入れる西区今宿の焼き菓子店『ココレート』のカヌレなど。おやつに最高の組み合わせだ。また、土曜日のみ、8時からモーニングで早めにオープンする。糸島の人気パン屋さん『奥添製パン』のパンと自家製ジャムとコーヒーで、いい一日が約束された気分に。イベント日時はインスタグラムで発信するのでチェックしよう。
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SCATOLA
【所】糸島市前原中央3-9-29
【☎】070-7517-2502
【営】11:00~17:00
【休】日・月曜、第3・4土曜
【P】あり(2台)
カード/可
【インスタグラム】@scatola_scatola
SAZANAMi
【所】糸島市前原中央3-9-29
【☎】なし
【営】11:00~17:00(土曜8:00~)
【休】日曜(時々月曜も)
【席】8席
【P】あり(2台)
カード/可
【インスタグラム】@coffee.sazanami